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猫又山(北アルプス北部)2020年5月29日〜31日〜after novel coronavirus〜

新型コロナウィルスの影響で前回の徳本峠以降は、ほぼ全ての活動を自粛していました。
ようやく緊急事態宣言解除となり、山への気持ちが爆発!
山小屋があるメジャーなルートは自粛継続中のため、小屋が無くまず人と会わないであろうルートを検討。
ずっと行きたかった猫又山か奥丸山どちらに行くか悩みましたが、現在北アルプス南部の地震が激しく奥丸山はやめ猫又山に行くことに(北アルプス南部はまさに29日、地震による土砂雪崩が起きており、行かなくて良かったと思いました)。

初見の猫又山はあらゆる沢に迷い込み、渡渉と藪漕ぎを繰り返す壮絶な登山でしたが、またそれも最高の経験でした。
※初見に限らずGPS必須

今回の目的は剱岳にかかる天の川と富山湾の夜景を撮影することでしたが、天候が読めないため今回のお供のカメラもGFX 50s。

以下、行程ですが()の項目が私が判断を誤った項目です(笑)、初見の方は私と同じ過ちを犯さないためにご留意くださいませ。


【1日目】
○馬場島荘の公共の駐車場に車を停めていざ出発

○ゲート前に到着。ここに車を停ている人も多いですが、距離ほとんど変わらないので公共の駐車場をお勧めします
ゲート前


○途中の分岐を左折(左折せずに道なりに行くと白萩川方面に行ってしまった)。
分岐工事


○取水口に到着。ブナクラ峠方面に行くにはこのまま左の道を進みます(右の吊り橋の向こうも橋渡しがあるが、行き止まりだった)
取水口


○右が登山口です。
登山口


○登山口に入って20mほどで大ブナクラ谷からの沢の渡渉があります(この沢の勢いに怖気付きそのまま渡らず進むと大ブナクラ谷の沢に迷い込みました。ここは沢の分岐に気づきにくく、大ブナクラ沢に自身が進んでいることに初見だと気づかなかった)。
第一渡渉
渡渉した後すぐに森林の中の登りが始まります。ここから戸倉沢の分岐まではいくらでも水場があり、水に困ることもないし、道もそこまで荒れていなくて最高でした。


○戸倉谷に出る。ここでも沢の渡渉があります(渡渉せずに進むと戸倉谷に迷い込みました、渡渉場所を見落としやすいです)。
第二渡渉
(ちなみのこの地点は下りも迷いまいした、下りに沢沿いに沢登の方達が付けられたと思われる赤テープがあり、そちらに行ってしまうと大変なことになります。戻り返して正規ルートの山沿いを降りました)


○渡渉した後、戸倉谷出合でまた渡渉します。
また水もこれ以上先では手に入らなかったです。
第3渡渉

○ここからブナクラ峠までは一直線で迷うことは少ないと思います。ただし藪の連続です。
○ブナクラ峠に到着してからは猫又山方面へ。ここからの藪が酷すぎる。ザック背負っていたら通れない場所もいくつかある。またひどい体勢を強いられるためザックにくくりつけているピッケルのリーシュが解けていないか、引っかかるようなものがないか必ず確認してください。登りの1時間半は藪です、ひどい藪漕ぎです。藪に疲れて右側の雪面を登ろうかと思いましたがほぼ雪庇のため我慢。
○1時間半ほどして、ようやく藪が落ち着き、あとは素晴らしい世界が。緩やかな大雪田です。尾根を進むため危険性はほとんどないです。雪でわかりにくいルートもありましたが、尾根沿いに行けばなんともない。

積雪時の猫又山山頂はどこでもテント設営できました。


【剱岳】
DSCF0705.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2020年5月29日 18:31
撮影場所 猫又山
ISO感度 100
露出時間 1/35 秒
絞り  f/14
焦点距離 147 mm


【夕暮れの剱岳】
DSCF0719.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2020年5月29日 19:00
撮影場所 猫又山
ISO感度 100
露出時間 1/35 秒
絞り  f/14
焦点距離 147 mm


【剱岳と天の川】
天の川と剱岳
撮影日時 2020年5月29日 22:36
撮影場所 猫又山
ISO感度 3200
露出時間 15 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 45 mm

【奥大日岳にかかる流星】
DSCF1065.jpg
撮影日時 2020年5月30日 1:45
撮影場所 猫又山
ISO感度 3200
露出時間 15 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 45 mm


【2日目】
上空に-18℃の強い寒気が入り、積乱雲の発達による雷雨予報のため下山することにしていました。
駄菓子菓子!
そんな気配を感じさせない気持ち良い天気です。

【猫又山山頂パノラマ】
猫又山山頂パノラマ
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:FUJIFILM GF 45mm f/2.8 R WR
撮影日時 2020年5月30日 10:32
撮影場所 猫又山山頂
ISO感度 200
露出時間 1/500 秒
絞り  f/18
焦点距離 45 mm
縦構図21枚パノラマ撮影
合計3億画素を超えるパノラマ撮影です。WEBでは1/100以下にリサイズしていますが、それでも十分高精細です。
是非クリックして確認してみてください。

もう1泊してみようという気になり、テントを山頂ど真ん中に移動してのんびりしていると・・・・


DSCF1159.jpg
まさに入道雲です。そしてこの後激しい雷の巣となります。猫又には逃げ場はないので、立てていたピッケルやストックを倒して、近くに雷が落ちないことを祈るばかり。
夕方まで雷雨は続きましたが、緩やかな高気圧に覆われているため晴れ間が見えました。そして、夜には富山湾の夜景が。


【富山湾夜景】
コンポ富山湾
撮影日時 2020年5月30日
撮影場所 猫又山山頂
ISO感度 200
露出時間 30 秒
絞り  f/8
焦点距離 45 mm
×40枚を比較明合成

この後の夜も1時間ごとに確認しましたが、晴れることはなくそのまま朝を迎えました。


【3日目】
そのまま同ルートで下山。
とにかく初見は渡渉のポイントを見失いがちで、非常に迷いました。
またブナクラ峠(乗っ越し)からの2時間弱の藪漕ぎが酷く、ここで心が折れずに進めるかどうかで登頂の成否が分かれると思いました。
次回訪れる際はブナクラ峠から南に進んだ赤谷山に行ってみたいと思います。





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2020登山始め 3月6日〜7日 積雪期の徳本峠

ワンランク上のアウトドアライフを満喫すべく始めたブログでしたが、あまりの仕事の忙しさに負けて、更新出来ておりませんでした。"寝る時間以外仕事"を体現したような生活でした。。。
その他写真投稿サイトへの投稿も止まっており、よもや山で・・・というご心配もお掛けしておりました。
生きています。山にもなんとか行っています。

ブログが止まると山への情熱も少し落ちついてしまっていた気がします。
やはり何かを残すという気持ちが大事なのだなと思いました。

久々の投稿は、積雪期の上高地から入る徳本峠について、自身の今後の参考のためにも記録しておきたいと思います。

○2020年3月6日(金):坂巻温泉〜釜トンネル〜上高地〜明神〜白沢/黒沢経由で徳本峠(テント泊)
○2020年3月7日(土):上記経由で下山

徳本峠からすぐの展望台からの景色は素晴らしく、一度拝んでみたいと思っていました。
初めてのアプローチで、特に積雪時の情報が少なく、地形図で見ると黒沢の構造が雪崩を引き起こすリスクがある気がします。
ただ、年始や積雪期に登っているような報告もいくつかあり、雨の降った後のような気象条件でなければ大丈夫との判断で行ってきました。
登った感想としては、水分を含んだ雪や雨の後は、このルートはある程度のリスクを伴います。
特に気温の上がってくる3月以降〜4月の雪崩で雪が落ちるまでは、基本入山は避けたほうが良いでしょう。
(とかいって本人は3月入ってる〜)

ただ雪崩リスクを十分認識して、条件によって引き返すポイントを見極めればリスクを抑えることはできそうでした。
その辺りを記録しておきたいと思います。

2020年3月6日(金)
・4:30 坂巻温泉を出発し釜トンネル経由で上高地へ。坂巻温泉は宿泊者以外は混雑していなければ有料で駐車させてもらえます。
大荒れ予報の翌日のため、トンネル抜けてからはずっとラッセル。
誰もいない真の1人の登山で心踊るような不安のような、不思議なドキドキ感です。
スノーシューのため、楽々進みます。
・7:30 上高地

上高地ビジターセンターにて
IMG_6441.jpg
iPhoneにて撮影
霧が晴れて、穂高が見えました。
この瞬間に峠にいたかった!!

河童橋にて
IMG_6454.jpg
iPhone にて撮影
これだけできてよかったと思います。
誰もいない、最高です。

明神までの道のり
IMG_6456.jpg
iPhoneにて撮影
ずっとラッセルですが、スノーシューのためなんともないです。

・8:30 明神
明神分岐から白沢に入ります。沢左側のなだらかな登山道を進みます、熊の足跡もたくさん。


下記黒沢あたりから沢の中央にトラバースします。
IMG_6472.jpg


黒沢の中部から、雪崩リスクのある沢が大きく分けて3箇所出てきます。


最初は右側の斜面に2箇所。
IMG_6472のコピー

IMG_6472のコピー1
この日は雪質が安定していて特に問題なかったです。
雪崩ても対応できるくらいに幅もありました。

最後に左の斜面に1箇所。
IMG_6472のコピー2
特にこの小沢は高さもあり、雪崩に巻き込まれるとしたらこの斜面が非常に危険だと思います。
雪質は安定していて気温も-10℃と低かったので問題ないですが、万が一が恐くて右に巻きました。
ただ右上部にも小沢があるので、右に巻いて登った後すぐにトラバースして左ルートに戻りました。
この黒沢は視界が効かない悪天候だと非常に危険なので、視界が効く時しか登ることはないと思いました。


ここさえ抜ければ、雪崩リスクは落ち着きますが、ここから斜度が一気に上がり、この日は腰までのラッセルに。
スノーシューでのラッセルでもここから3時間かかりました。恐らく200mくらいの距離を3時間かけていると思います。
14:30徳本峠到着。
TOTAL10時間、全てがラッセルで非常に疲れましたが、初めてのルートでとても楽しかったです。
晴れ過ぎましたが、徳本峠小屋展望台を望むことが出来ました。

DSCF0387.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2020年3月6日 17:32
撮影場所 徳本峠小屋展望台
ISO感度 100
露出時間 1/60 秒
絞り  f/10
焦点距離 100 mm
縦構図2枚パノラマ撮影
これを初めてみたウェストン卿は、本当に感動したことでしょう。

夕暮れの徳本峠パノラマ
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2020年3月6日 18:05
撮影場所 徳本峠小屋展望台
ISO感度 100
露出時間 1/13 秒
絞り  f/13
焦点距離 100 mm
縦構図4枚パノラマ撮影
予想外に景色が近い、もっと望遠で撮影するつもりでした。
大迫力の穂高・明神に感動しました。

日が落ちると、一気に寒くなってきました。
食事を取り、テントにて就寝。

翌朝、45秒で行ける展望台へ。

DSCF0443.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2020年3月7日 6:30
撮影場所 徳本峠小屋展望台
ISO感度 100
露出時間 1/13 秒
絞り  f/16
焦点距離 200 mm

朝焼けも素晴らしいです。

徳本峠の夜明けパノラマ縮小1
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2020年3月7日 6:45
撮影場所 徳本峠小屋展望台
ISO感度 100
露出時間 1/10 秒
絞り  f/16
焦点距離 100 mm
縦構図5枚パノラマ撮影

セミ中判カメラでの撮影ですが、パノラマにすることでより立体感が増します。
是非クリックしてご覧ください。
穂高・明神のディティールが素晴らしい。

富士の中判カメラ・レンズに、ニコンのナノクリとソニーセンサーのARコートを加えたら完璧だなぁ。。。


ちなみに100-200で撮影していますが、ここで最適なレンズはフルサイズ換算で35mm前後だと思います。
明神や穂高がこんなに近いとは思わなかったです。
次回は標準ズームや広角持って訪れたいと思います。

やはり山は本当に楽しい。競争社会から一時的に解放されて、心を穏やかにしてくれます。

おまけ:iPhone の28mmで撮影した徳本峠小屋展望台からの景色
IMG_6528.jpg

2019年 ベストショット

2019年は4回!だけしか北アルプスに訪れていないです。
年々少なくなってきているような気がしますが、仕事も落ち着きようやくワークライフバランスが保たれそうです。
また富士フィルムのGFXの写りが凄すぎて、星の撮影のためのニコンを持ち出す機会が減っていました。
2020は自分自身にも期待したいと思いますが、まずは2019年を振り返っておきたいと思います。

第1位
「霧間の表銀座」
DSCF9928.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2019年11月23日 16:30
撮影場所 北アルプス表銀座
ISO感度 100
露出時間 1/320 秒
絞り  f/13
焦点距離 100 mm
この日は快晴となった日でしたが、数回だけ霧に包まれる時間がありました。
その霧が晴れる瞬間を切り取ったものです。
霧間の表銀座の稜線がとても幻想的でした。



第2位
「穏やかなる裏銀座」
水晶岳山頂からの景色リサイズ
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2019年8月12日 5:12
撮影場所 水晶岳
ISO感度 100
露出時間 3 秒
絞り  f/14
焦点距離 100 mm
横構図4枚パノラマ
水晶小屋を1時頃出発し夜通しこの稜線を楽しんだ後に撮影したものです。
すっきりとヌケの良い気候でしたが、この場所としては珍しく雲海も発生。
小屋の方も初めてとおっしゃっていました。
1位の表銀座のような動きのある景色も素晴らしいですが、風のない穏やかな朝を迎える時もまた格別です。
穏やかな匂いがしそうな程で、全ての雑念が消えるような思いでした。
セミ中判でのパノラマ撮影のため、非常に立体感のある景色になっていると思います。
サイズを1/100以下にしていますが、そのディティールは感じられると思います。是非クリックしてご覧ください。
いつかは畳くらいの大きさのディスプレイで見てみたい。

第3位
「安曇野の夜明け」
DSCF80521.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF32-64mmF4 R LM WR
撮影日時 2019年11月23日 16:30
撮影場所 燕山荘
ISO感度 1000
露出時間 5 秒
絞り  f/5
焦点距離 64 mm
受月と安曇野・松本の夜景を撮影したものです。
八ヶ岳から富士山・南アルプスまで全てを望め、反対側には表銀座を含め槍・穂高連峰を望める。
なんと贅沢な場所なんでしょう。
山の稜線が朝と夜の入れ替わりを仕切っているようでした。


第4位
「夕暮れの雲ノ平山荘とチングルマ」
DSCF9386.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2019年8月10日 19:54
撮影場所 北アルプス表銀座
ISO感度 400
露出時間 30 秒
絞り  f/8
焦点距離 200 mm
綿になったチングルマと雲ノ平山荘を撮影したものになります。
ふわふわの綿になり真っ白になるのが9月上旬からですが、この日もだいぶ綿状になっていました。
雲ノ平はアクセスが石川県からとてもしやすいので、通っていきたいと思います。


第5位
「水晶岳とペルセウス座流星群」
DSCF9507.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2019年8月11日 1:58
撮影場所 雲ノ平
ISO感度 6400
露出時間 20 秒
絞り  f/2,8
焦点距離 45 mm
ペルセウス座流星群を3枚、合成。
写真に写った流星群は小ぶりでしたが、夜を楽しめました。
電池やレンズの兼ね合いから、星は一眼レフに限るなとも思いました。


第6位
「残雪期北アルプスの夜明け」
穂高夜明けパノラマのコピー
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2019年4月29日 5:25
撮影場所 涸沢岳
ISO感度 100
露出時間 1/250 秒
絞り  f/13
焦点距離 45 mm
横構図3枚パノラマ
この日は大好きな場所の涸沢岳中腹から見る、南岳を撮りにいきましたが、霧が発生しないとうまく撮れないので、
常念側を撮影していました。
高度感のある素晴らしい夜明けでした。

第7位
「雲ノ平」
DSCF93551.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2019年8月10日 19:28
撮影場所 雲ノ平
ISO感度 100
露出時間 1.5 秒
絞り  f/9
焦点距離 45 mm
チングルマが広がるお花畑で、日本最後の楽園ではないでしょうか。
完全に綿になる9月が一番好きですが、花が満開の7月頃にも行ってみたいと思いました。

第8位
「空へ舞うオリオン」
DSCF9809.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2019年8月11日 4:18
撮影場所 水晶岳
ISO感度 1250
露出時間 15 秒
絞り  f/2,8
焦点距離 45 mm
風で舞うようなオリオンとの夜明けが、夜の戯れの終わりを告げているようでした。


おまけ
DSCF9706_20200309084152e64.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
撮影日時 2019年8月11日 8:28
撮影場所 北アルプス 祖父岳(じいだけ)
ISO感度 100
露出時間 1/320 秒
絞り  f/13
焦点距離 100 mm
槍・穂高連峰との記念撮影をどこで撮るのが一番良いかと聞かれたら祖父岳と答えます。
十分な広さがあり、特に中望遠で撮影すると背景が圧縮されて山とのツーショット感が出ます。
ここは開けていることもあり、槍・穂高連峰の星空撮影にも向いていると思います。
いつかここで夜を明かしたいと思います。

2018年 ベストショット

2018年は記録的な雪不足で、ロケーションに恵まれなかったことや、愛知県から石川県への転勤も相まって、ほとんどが空いた時間に当て込むような登山しかできませんでした。
2018のベストショットは1位〜8位まで。
10枚選べる程には恵まれませんでした。
それでも、2週連続で挑戦した鏡平の星景写真や再度訪れた残雪期の樅沢岳、-25℃で雪洞でヴィヴァークした宝剣岳等、なんだかんだで満喫しました。

第1位
「鏡池に広がる槍・穂高連峰」
_DSC4272.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:SAMYANG XP14mm F2.4(Fマウント用)
撮影日時 2018年8月18日 20:30
撮影場所 北アルプス 鏡平
ISO感度 1000
露出時間 30秒
絞り  f/4
焦点距離 14 mm
鏡平の星景を撮りたくて2週連続で粘って行った成果の1枚です。
月に照らされた槍穂高連峰や雲のダイナミックな広がりが、鏡池に見事に映し出されました。
ちなみに熊大出没の年で、熊スプレー片手に朝まで過ごしました。

第2位
「夜更かしの始まり」
_DSC4259.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 58mm/f1.4G
撮影日時 2018年8月18日 19:59
撮影場所 北アルプス 鏡平
ISO感度 400
露出時間 25秒
絞り  f/5.6
焦点距離 58 mm
この時間までまったく晴れず、誰もいない。
そして熊出る。。。
それでもここで寝る・徹夜でここにいると決めた夜の始まり。
霧が晴れるのはあっという間で、その一瞬を切り取った1枚です。



第3位
「月入りの笠が岳」
DSCF6236.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2018年4月29日 3:57
撮影場所 樅沢岳
ISO感度 400
露出時間 10 秒
絞り  f/2,8
焦点距離 45 mm
4年前に訪れた時に感動した、樅沢岳からの槍・穂高連峰をもう一度見たいと思って訪れた場所。
※4年前のレポートはこちらから
http://yuusake.blog112.fc2.com/blog-entry-107.html

前回と比べて雪は少なく、同様の感動はなかったですが、それでも月入りの際の笠が岳への稜線の姿は格別で満足した登山となりました。


第4位
「夜更かしの終わり」
_DSC4616_1.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:SAMYANG XP14mm F2.4(Fマウント用)
撮影日時 2018年8月19日 4:50
撮影場所 北アルプス 鏡平
ISO感度 400
露出時間 20秒
絞り  f/5.6
焦点距離 14 mm
徹夜で山と星と戯れた後の夜明け前。
最初は1人でしたが、0時頃からお1人来られて、朝まで山談義。
山と星と1日限りの友人。
いつかまた会いましょう。


第5位
「槍を昇るオリオン」
_DSC4543.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 58mm/f1.4G
撮影日時 2018年8月19日 3:12
撮影場所 北アルプス 鏡平
ISO感度 3200
露出時間 10秒
絞り  f/2.2
焦点距離 58 mm
※中央暗部を縦に圧縮
オリオン大星雲が山の稜線に昇ってきたところを撮影した1枚になります。
D810Aはこれだけ短い露光時間でも、星雲が放つ赤いHα光をしっかりと捉えてくれています。


第6位
「烈風の宝剣岳」
DSCF5654_2.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2018年1月14日 7:13
撮影場所 中央アルプス 乗越浄土
ISO感度 200
露出時間 1/90 秒
絞り  f/16
焦点距離 45 mm
強烈な烈風の中、宝剣岳を撮影したものになります。
近くの吹き溜まりで雪洞を掘り、そこでヴィヴァークしていました。
雪洞内の気温は-3℃、外は-25℃以下。
外に出るのは30分が限界で、巣に戻って足を温め直して、何度もチャレンジしていました。。。



第7位
「シュカブラと三ノ沢岳」
DSCF5661_1.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2018年1月14日 7:17
撮影場所 中央アルプス 乗越浄土
ISO感度 250
露出時間 1/80 秒
絞り  f/16
焦点距離 45 mm
乗越浄土は非常に美しいシュカブラを形成しますが、この日はシュカブラを雪煙が這うように覆っていて、
今まさにシュカブラを形成しているようでした。
とても美しかったです。

第8位
「宝剣に流れる双子の流星」
DSCF5573.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX50S
レンズ:GF45mmF2.8 R WR
撮影日時 2018年1月14日 5:21
撮影場所 中央アルプス 乗越浄土
ISO感度 3200
露出時間 20 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 45 mm
連続撮影で宝剣岳を流れる流星を撮影したものになります。
カメラを連続撮影に設定して、三脚を飛ばされないように固定したらすぐさま雪洞に逃げ込みました。
今回は富士フィルムのミラーレスなので、一眼レフと比べると寒さにめちゃくちゃ弱いです。
100枚くらい撮影したら、動かなくなっていました。
カメラも30分おきくらいに退避させないと厳しかった。。
余談ですがニコンのD4は-30℃でも誤作動を起こしたことすらないです。
ミラーレスの寒さやバッテリーの弱さを克服するには連続撮影中、モニターやEVF等の液晶を全てオフにする機能をつけるべきだと思います。


おまけ
鏡平総集編2018


2017年 ベストショット

今年の登山は天候に恵まれず、また登山自体も数える程しか行けませんでしたが、
それでも思い出深い登山が多く十分満足な年でした。感謝感謝。
それでは2017のベストショットを決めたいと思います。
昨年は星の撮影で山に入ることがほとんどでしたが、今年はどうしても撮りたい場所で6時間以上待ち続けたり、
じっくりと趣味としての山岳を楽しみました。

第1位
「奥穂にかかる天の川」
_DSC1492.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 58mm/f1.8G
撮影日時 2017年5月21日 2:01
撮影場所 北アルプス 北穂高岳
ISO感度 3200
露出時間 60 秒×数枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/2.8
焦点距離 58 mm
赤道儀:TP2
残雪の北穂高岳から赤道儀の回転角に合わせて星と風景を二値マスク比較明合成したものになります。
GWは散々な天気でしたので、ここでの収穫は感慨深いものがありました。
山荘を利用させていただいたので赤道儀も苦でなく軽快に登れました。


第2位
「霧間の南岳」
_DSC3822.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2017年9月24日 17:37
撮影場所 穂高岳
ISO感度 200
露出時間 1/125 秒
絞り  f/11
焦点距離 135 mm
丸2日間合計6時間以上この場所で撮影した中の1枚です。
ここで撮った写真はどの写真も2位に入れるか迷うくらい素晴らしい景色を魅せてくれましたが、
モノクロで仕上げたこの1枚を2位にしました。
霧がかかっていない時は肉眼でも1枚のアーチ状の稜線に見えるのですが、
霧がかかる際に交互にかかる稜線が浮かび上がり山の険しさを一瞬だけ魅せてくれます。
山の険しさとともにどこか造形美を感じる1枚になりました。
思い入れ写真としては今年NO1ですが、まだこの場所ではより良い景色が見えると思い、いつかの1位に取っておきます。


第3位
「暗がりを駆ける雷鳥」
_DSC1911_2.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8E FL ED VR
撮影日時 2017年7月7日 19:39
撮影場所 北アルプス 表銀座
ISO感度 4500
露出時間 1/125 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 200 mm
暗がりで走り抜ける雷鳥を流し撮りしたものになります。
斜面を物ともせずに駆け下りていきました。
望遠ズームを山で使うことは少ないですが、この日は持ってきていて良かったと思いました。
設定も撮影法も文句なしで奇跡的1枚になりました。
雷鳥は絶滅危惧種で現在2000羽に満たなくなってきていています。
可能な限り望遠で、あまり刺激しないような撮影を心がけたいと思います。
数十年後も山で雷鳥を観れるように、守っていきたい生き物ですね。

第4位
「北アルプスの懐より」
DSCF4329_2017122822190636f.jpg

カメラ:FUJIFILM GFX 50S
レンズ:FUJIFILM GF32-64 f/4 R Im Wr
撮影日時 2017年8月13日 5:07
撮影場所 水晶岳
ISO感度 100
露出時間 1/3秒
絞り  f/13
焦点距離 64 mm
水晶岳より麗しき裏銀座ルートを撮影したものになります。
・・・・なんと美しい稜線なのでしょう。
この日は1泊2日で水晶岳まで来ていたのですが、行きは風雨で視界も霧で何も見えず、
天気予想をはずしたと落胆していましたが、朝になって素晴らしい稜線を魅せてくれました。
ここを1泊で行くことは体力的にも辛すぎますが、1日で下りるのはもったいないです。
ここでじっくり撮影する機会を作りたいと思いました。
次回はここで夕方から朝まで徹夜で過ごしたいなぁ、ワクワクが止まりません。


第5位
「天の川パノラマ」
槍天の川パノラマ1
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2017年1月2日
撮影場所 北アルプス 燕岳
ISO感度 3200
露出時間 20秒×9枚、縦構図で撮影後Photoshop CCにてパノラマ合成
絞り  f/2
焦点距離 24 mm
天の川が槍と燕に重なるのを待って撮影しようと思ってのんびり待っていたら、急激にガスが。。。
慌てて撮影したものです。
冬独特のクリアな天の川ではないですが、冬の天の川の魅力が詰め込まれた1枚だと思います。


第6位
「北鎌尾根」
_DSC9316_1.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8E FL ED VR
撮影日時 2017年1月1日 9:46
撮影場所 北アルプス 燕岳
ISO感度 200
露出時間 1/500 秒
絞り  f/10
焦点距離 200 mm
霧間の急峻な北鎌尾根を撮影したものになります。
ここは行くのはリスクが高いですが、観るほどに魅力的な山容ですね。
引き込まれます。

第7位
「奥穂にかかるオリオン」
_DSC4167.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2017年9月25日 3:09
撮影場所 北アルプス 穂高岳山荘
ISO感度 3200
露出時間 60秒×数枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm
夜明け前の奥穂高にかかる天の川を撮影したものになります。
スピアのような流れ星も端に写りました。
この日は非常にシーイングが良く、夕方から朝までずっとテントを行き来して、撮影していました。
いつまでも山に登っていたいと改めて感じた1枚でした。


第8位
「雪煙舞う月夜」
_DSC9540.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8E FL ED VR
撮影日時 2017年1月1日 19:39
撮影場所 北アルプス 燕岳
ISO感度 5000
露出時間 3 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 200 mm
非常に風の強い日でしたが、岩に隠れて撮影したものになります。
受月にかかっているのは雪煙で、風雪の舞う規模の大きさが伺えます。
受月の撮影のレンズはssを稼ぐことのできるApo-Sonnar T* 2/135が一番ですが、70-200もなかなかです。

第9位
「燕山荘」
燕山荘
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2017年1月2日
撮影場所 北アルプス 燕山荘
ISO感度 3200
露出時間 20秒、建物部分を歪み補正。
絞り  f/2
焦点距離 24 mm
年末年始の厳しい冬に営業してくれている、神がかり的山荘とそこから観る冬の星空を撮影したものです。
比較的危険度が少なく、星も素晴らしい、山荘の方もとても親切で、言うことなしのロケーションです。
この時期の燕山荘の魅力を凝縮できた思いから、順位に入れました。

第10位
「冬の逆さ槍」
DSCF4878_1.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX 50S
レンズ:FUJIFILM GF32-64 f/4 R Im Wr
撮影日時 2017年10月26日 6:16
撮影場所 天狗池
ISO感度 100
露出時間 1/13秒
絞り  f/14
焦点距離 55 mm
冬の天狗池から撮影したものです。雪化粧した逆さ槍をここで撮影することを何度も夢見て、気象条件完璧だと判断し吹雪の中、トレースのない雪山に突撃しました。
水分の含んだ雪がパリパリに全身を覆い、寒さでヤバいんじゃないかと思いながらも、孤独に打ち勝ちたどりついた天狗池はすでにアイススケートになっていました。。。。
それでも星も槍も美しく、凍ったウェアを投げ捨てて着替えた後は朝まで星空撮影を楽しみました。
雪化粧の逆さ槍は、水面が凍っていない10月前半でなおかつ前日夜に雪が降り、夜中から翌朝にかけて晴れるという、10年に一度あるのかないのか分からないくらいに条件が限られています。
今回は水溜まり並みになった天狗池に映る逆さ槍を撮りましたが、いつか必ず完璧な雪槍を撮ってみせるという強い決意で10位にいれました。

以上です。


来年は限られた時間を有効に使うために、もっと戦略的に登山計画を練りたいと思います。
素晴らしい山岳景色をもっと表現できるように日々精進してまいります。

それでは皆さま良いお年を。
ありがとうございました。

2016年 ベストショット

あまりの多忙のため、山に登って写真を撮ること以外、仕事に費やしていましたが。
とある星の冊子の方からの偶然のメールもあり少しずつですが更新していこうと思います。
未更新の2年間、登山数は減りましたがここぞという時は登っていました。
また、家族が増え、現在は2児の父となっています。

すでに2017年末ですが、とりあえず失っていた2年間のベストショットを決めたいと思います。


まずは2016年のベストショットから。

第一位
「天狗沢にかかるペルセウス」
_DSC5392.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月12日 23:30
撮影場所 北アルプス 天狗池
ISO感度 1600
露出時間 120 秒×50枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/3.2
焦点距離 24 mm
赤道儀:TP2
月の入に合わせて槍ヶ岳に当たる月明かりを残しながら何枚か重ねたショットになります。
日中は虫がまとわりついて我慢ならなかったのですが、夜は静寂そのものでした。
天狗池の前で、ツェルトすら被らず、寝袋のみで野宿して星空と流星群をずっと独り占めして眺めていました。
ここはお気に入りで2017年10月も訪れましたが、すでに池はアイススケートとなっていました。
2018年も訪れたいです。次回はもっとf値を上げて、短めのssでしっかりと流星の色を残したいなぁ。


第2位
「月夜の一閃」
IMGP2180のコピー
カメラ:PENTAX 645Z
レンズ:PENTAX FA35mm/f3.5AL
撮影日時 2016年1月4日 2:53
撮影場所 北アルプス 表銀座
ISO感度 1600
露出時間 15 秒
絞り  f/5
焦点距離 35 mm
条件の悪かったしぶんぎ座流星群を撮りに燕岳へ。
風速20mで歩く事もままならない中、岩陰で三脚をペグダウンして600枚撮影。
3枚写っていたもののうちの1枚です。
撮影環境が悪すぎて正常思考ではなく、かなりアンダーで撮影してしまいまいしたが、DRの広い645Zに救われました。

第3位
「月光に浮かぶ雲道」
_DSC6819.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2016年10月9日 23:12
撮影場所 穂高岳山荘テント場
ISO感度 1000
露出時間 8 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 135 mm
西に入る月と雲海を撮影したものになります。
ある一定の雲海の厚さとそれに透過される飛驒の明かり、そして淡い月明かりがこのような美しい景色を見せてくれました。

第4位
「黄道光とペルセウス座流星群」
_DSC4412_1.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月12日 3:40
撮影場所 北アルプス 南岳
ISO感度 2500
露出時間 60秒×4枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm
赤道儀:TP2
この日は風が強かったので、天狗池での撮影を諦め南岳山頂まで一気に駆け上がってそのまま撮影していました。
夜明けの黄道光と流星群、そして秋の訪れを感じるオリオンを前にただただ鳥肌を立てていました。
余談ですが赤道儀というものは山ではダンベルを入れているようなもので、今後は余ほどがない限り持ってはいくまいと思いました。


第5位
「富士夜景」
_DSC8762.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2016年12月3日 17:13
撮影場所 八ヶ岳連峰 赤岳
ISO感度 200
露出時間 1/2 秒
絞り  f/4.5
焦点距離 135 mm
赤岳山頂でビバークした際に撮影したものです、この時期は酷い強風ですが、
登山口で管理人さんにお教えいただいた風をしのげるスペースで赤く染まる富士と増えてくる街明かりのコラポレーションを楽しみました。


第6位
「灯る北穂高岳山荘」
_DSC4341.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
撮影日時 2016年5月21日 20:34
撮影場所 常念岳山頂
ISO感度 400
露出時間 20 秒
絞り  f/7.1
焦点距離 550 mm
一番好きな北穂高岳を超望遠で撮影したものです。
このくらいになるとジッツォ2型ではブレを軽減出来ず岩に固定して撮影しました。
それでも構図は我ながら完璧と言って良いくらい気に入っています。
急峻な北穂高岳へのアプローチを表現できたと思います。
この日は夕日と槍ヶ岳のコラポを撮ろうと、常念岳と蝶ヶ岳の間を走り回りました。
また夜明けには常念岳から北穂高に入る満月が見れるため、それも楽しみにしていましたが、
ヘトヘトになりこの1枚で力尽きて情念テント場へ戻ったあとは再度登り返せるはずもなく、夜明けまでぐっすりでした。
また月とのコラポで再挑戦したい構図です。

第7位
「槍にかかる夕日」
_DSC4200.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
撮影日時 2016年5月21日 20:34
撮影場所 常念岳と蝶ヶ岳のコル最低部
ISO感度 100
露出時間 1/8000秒
絞り  f/29
焦点距離 600 mm
常念岳山頂から槍と夕日がかかるのを狙って走り回っていたら、ついてに最低のコルまで来てしまいました。
常念から蝶への下りはゴツゴツとした大きな岩場で、酷く体力を消耗しました。
記念的なものになりますが、思い出補正がかかりこの順位になりました。
青春を取り戻したような山行でした。
次回やるなら減光フィルター必須ですね。


第8位
「朝焼けを目指して」
朝焼けを目指して
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月13日 4:37
撮影場所 北アルプス 天狗池
ISO感度 320
露出時間 30秒×数十枚、比較明合成使用
絞り  f/5
焦点距離 24 mm
薄れゆく星空と槍ヶ岳山頂を目指す登山者の軌跡を撮影したものになります。
朝まで眠れない程のエキサイティングなペルセウス座流星群でした。


第9位
「表銀座」
IMGP2563 1
カメラ:PENTAX 645Z
レンズ:PENTAX-D FA645 MACRO 90mmF2.8ED AW SR
撮影日時 2016年1月4日 6:57
撮影場所 北アルプス 表銀座
ISO感度 100
露出時間 1/25 秒
絞り  f/11
焦点距離 90 mm
今は手元に無き最高解像度のペンタの90mmで撮影したものです。
定番の構図ですが、完璧なる夜明けを完璧なカメラとレンズで撮れたので良い思い出となりました。
余談ですがペンタックスのこの90mmは解像度以外性能の、AFや謳われているall weather、そして手ブレ補正は個人的感想としては詐欺にあったような気さえしました。ただのMFレンズと思えばこれ以上のレンズはないです。


第10位
「月光に浮かぶ雲海と大キレット」
_DSC5246.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月11日 21:06
撮影場所 北アルプス 南岳
ISO感度 1600
露出時間 20秒
絞り  f/2.2
焦点距離 24 mm
月入りの際に照らされる飛驒側の大キレットと穂高連峰が幻想的でした。
願わくば、北穂の下の長谷川ピークでビバークして星空を撮影したいですが、
危険度もあり社会の批判も多そうなので頭の中の妄想になっています。

以上です。
2016年は星の撮影で山に入ることが多かったように思います。
その分2017年はじっくりと山を撮ることが多かったです。
次回は2017年ベストショットを書きたいと思います。

本谷カール〜横尾尾根からの星景 2015GW

1年で最も楽しみにしている山行といっても過言ではないGWの山開き。
今年は南岳を目指すべく、2泊3日で計画しました。
南岳から大キレットと天の川を撮ることが一番の目的です。
そして久しぶりの単独登山です。
単独登山だと負傷時の危険が伴いますが、一切の邪念なく山と向き合えるという魅力があります。
ルートを自身で選んで、雪崩や落石、滑落に神経を尖らせながらもやがて自然と一体化する感覚。
山と自身の体と対話しているような感覚は単独ならではだと思います。

行程(計画時)
1日目:上高地〜横尾〜本谷橋〜横尾本谷〜横尾本谷右俣〜本谷カール〜横尾尾根(もしくは南岳へ直登)〜南岳〜南岳冬期小屋
2日目:南岳〜槍ヶ岳(もしくは南岳で一日中撮影)
3日目:槍ヶ岳〜上高地(南岳に残っていた場合はもと来たルートで下山)
※横尾本谷からは一般ルートではありません。この時期落石、雪崩のリスクを慎重に判断する必要があります。
※ヴィパーク前提のため携帯トイレは必須です。

上記計画で行きましたが、実際はこちら

1日目:上高地〜横尾〜本谷橋〜横尾本谷〜横尾本谷右俣〜本谷カール〜横尾尾根(ヴィヴァーク)
2日目:横尾尾根〜氷河公園〜槍沢〜上高地

横尾尾根から南岳への登りの雪質が予想以上に悪く、崩壊の可能性があったため南岳を断念して3日目を残して下山してしまいました。
大キレットと天の川は撮れなくて非常に残念でしたが、安全が一番。また横尾尾根からも素晴らしい眺めでした



1日目:6:00上高地出発、通学路のような横尾までの道のりを越えて、本谷橋に10:00着。
本谷橋から涸沢方面に20分程登ると右手に深い谷が見えてきます、谷はここまでこの1つしかないので迷わずここまでは分かると思います。ここで涸沢へのルートをはずれ横尾本谷へ進んで行きます。
谷になっているため左右からの雪崩と落石に非常に気をつかいます。今年は雪がだいぶ落ちていたので雪崩よりも落石痕が多く横尾本谷に入るのを何度も躊躇しました。
慎重に登ること1時間半、右俣と左俣の分岐にたどり着きます。左俣はさらに谷が細くなるのでここは恐いですね。右俣も狭くなるので出来るだけ慎重に早く通過したいところです。
そこから1時間で本谷カールに到着します。
今年は気温が高く5月末のような雪質でした。
とても開放感があり誰もいない空間でしばし横になってぼーっしていました。
このままヴィヴァークして寝ちゃいたいとも思いましたがまだ13:00過ぎですしこのまま本谷カールを進む事にします。

【本谷カール上部】
本谷カールパノラマ
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 58mm/f1.4G
撮影日時 2015年4月30日 14:10
撮影場所 本谷カール上部
ISO感度 100
露出時間 1/1250 秒
絞り  f/9
焦点距離 135 mm
縦構図8枚をPhotoshopにてパノラん。3m弱あるのかな。
手をぐりぐりすること20分くらい、右手がやっと動きます。
そこからさらに15分格闘の末ようやく抜け出せました。
一時はこれリアルで抜け出せないんじゃないかと思いました。

薄暗くなってきているしここで断念。南岳も雪の締まる早朝なら行けるかもしれないですが、
とりあえず横尾尾根のコルに戻りヴィアヴァーク準備。
寝てからまた考えることにしました。

以下また書き足したいと思います。
仕事忙しすぎて他の山行もまったく書いていないです(今年は唐松厳冬期、蝶ヶ岳、烏帽子岳と登っています)
またアップしたいと思います。
とりあえず58mm新ノクトニッコールの星の写りをアップします。

【北穂高岳と夏の天の川】
DSC8756.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 58mm/f1.4G
撮影日時 2015年5月1日 3:26
撮影場所 横尾尾根のコル
ISO感度 3200
露出時間 10 秒
絞り  f/1.4
焦点距離 58 mm
開放での写りでこれだけ収差を押さえ込むとは・・・
凄い・・・

2014年下半期ベストショット

2014年上半期に続いて、下半期のベストショットを自身なりに選びました。
下半期は晴れ日が少なく、星に恵まれませんでした。
ただ偶然や撮影目的を明確に登ったおかげか下半期の6ショットはけっこう悩みました。
また、トワイライトを中心に撮影している友人の影響で日没前や日の出前も撮影するようになり、
撮影対象の幅が広がった下半期でした。

では発表します。

第6位
「キレット縦走路」
涸沢岳より
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8 VRⅡ
撮影日時 2014年8月12日 19:17
撮影場所 涸沢岳
ISO感度 100
露出時間 6 秒
絞り f/11
焦点距離 200 mm

涸沢岳3往復のうち、1往復目。
大雨の中、上高地から10時間かけて穂高岳山荘テント場に到着。
その後晴れて来ましたが疲労困憊で、まごまご彷徨ってたどり着いた場所です。

左の涸沢岳から鬼のキレット、右の北穂高岳南峰・北峰と続きます。
さらに北峰から真ん中に見える南岳、中岳へと伸びる大キレットが凄まじい迫力でした。
2日目、もう一度ここを目指しましたが、どうしても場所が分からず、
残念でした。
最高条件で撮影出来ていれば順位を1位にあげたいくらい構図は気に入っていますが、
ピントの位置が南岳にあってしまっているので、手前のキレットに合わせて、さらに収差の少ない単焦点で撮り直したいです。またここを探さなければ・・・
すみません。この日の山行はブログに記録していないですが、どこかで記載したいと思います。
縦構図でパノラマ4枚撮影。


第5位
「Kiss The Sirius」
DSC_1352_1.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor14-24/f2.8ED
撮影日時 2014年12月28日 4:31
撮影場所 燕岳、イルカ岩
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm

表銀座の入り口でオリオンと槍や南のカノープスを撮り終えてから、急いで燕岳方面に向かいギリギリ間に合いました。本当はこの構図はツァイス135mm/f2で撮りたくて想像していましたが、いざ撮影するとこちらのほうがしっくりきました。
焦点距離×露出時間=600の星の流れがぎりぎり気にならないラインです。
冬の大三角の中で最も輝くシリウス座へのプレゼントです。


第4位
「燕岳山荘と冬の大三角」
燕山荘と冬の大三角
撮影日時 2014年12月27日 23:24
撮影場所 燕山荘
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 20 mm
その他:Photoshopで建物を歪み補正後、NX2で仕上げ。

燕山荘と冬の大三角をコラポしたものです。
超広角で見上げる撮影だとどうしても建物が歪んでしまい違和感を感じます。
これをPhotoshop CS6で建物のみ補正しました。
相当綺麗にシフト補正できて、購入検討していたアオリレンズPC-E 24mmはとりあえず保留といったところです。
オリオン座の下側(屋根の上くらい)にラヴジョイ彗星も見えています。
年末を感じるには十分な山行でした。


第3位
「月夜の旋律」
DSC_7984.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 19:06
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 1600
露出時間 2.5 秒
絞り  f/2
焦点距離 135 mm


この場所で徹夜で撮りたかったですが、寒さに負けてテント場まで戻って就寝。
シュラフ持って来てここでビヴァークすれば良かった。
月夜のビヴァーク、いつかここで。
露出がもう少し欲しかったので3秒か3.5秒までならいけたかな。

第2位
「槍ヶ岳」
槍と大キレット
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月28日 5:29
撮影場所 北穂高岳山頂
ISO感度 200
露出時間 1/3 秒
絞り  f/8
焦点距離 135 mm
縦構図2枚をPhotoshopにてパノラマ、モノクロ。

シンプルな構図ですが、槍の魅力がじわじわ来ます。
D4Sから厚みの増した中間トーンがこの写真から感じます。
上品な仕上がりはさすがのフラグシップです。
オリジナルサイズでお見せできないのが残念ですが、
できるだけファイルサイズを維持しましたので、
拡大してご覧ください。
山へ誘われる1枚で、最後まで1位と悩みました。

第1位
「星小屋」
DSC_8057.jpg
レンズ:Nikkor14-24/f2.8ED
撮影日時 2014年9月28日 4:04
撮影場所 北穂高岳直下
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 14 mm
黄道光と北穂高岳山荘を臨む。
この時期は夜明け前にオリオン座付近の天の川と黄道光が交差して、
とても幻想的です。
下の方に小さな流れ星も。
この後構図を変えた瞬間に山荘を横切るように巨大な流れ星(火球)が1秒程流れました。写真に収められず残念でしたが、思わず感嘆の声が出ました。


こうやってみると、上半期と比べて落ち着いたトーンの下半期でした。
ご覧いただきありがとうございます。
来年も宜しくお願い致します。









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テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

年末の燕岳〜645D(風景)+D4S(星)〜

11月初旬に最高の快晴にもかかわらず、相方の体調不良で土壇場で中止となっていた燕岳山行。
年末最後の貴重な貴重な晴れ間がやってきました!
ただ26日(金)夜中〜27日(日)の午前中までしか持たない感じです。
年末年始を含めて、金の夜中か土の夜中だけしか星は見られないでしょう。

25日(金)は仕事納めなのでさすがに休めません。。。
悩んだ末、単独ですが夜中から登り始めるナイトトレッキングに決定。
これ辛いから嫌なんだよなぁ。。。
以前のナイトトレッキングはこちら

日程:
1日目(13時間):19:40分名古屋〜しなの特急にて松本〜大糸線乗り換えて22:45穂高駅着〜タクシーにて宮城ゲート(標高770m)23:00〜23:15宮城ゲート出発〜5:30燕岳登山口着(1462m)〜13:15燕山荘着(2712m)

2日目(5時間):8:30燕山荘(2712m)〜11:30燕岳登山口着(1462m)〜13:30宮城ゲート(770)



1日目:17:00に仕事を終え、急いで準備して名古屋駅へ。ぎりぎりお風呂入れて良かった。
名古屋から松本までの2時間は爆睡して体力温存です。
松本駅から大糸線に乗り換えて穂高駅に到着。穂高駅からタクシーで15分程で宮城ゲートです。


23時過ぎの出発ですがすでに眠い。。。
歩き始めて1時間程で睡眠不足かなんなのか分からないですが頭痛に悩まされ、その後激しい睡魔でほとんど記憶にないくらい寝て歩いていました。

片目半目の夢遊登山と化した自動歩行の末、6時間で穂高登山口に到着。気づいたら燕岳登山口でした。


中房温泉でカップラーメンを食べて少し休憩した後、登山開始ここからは地獄の登山でした。

今回はペンタックスの645D(風景最良の中判デジタルカメラ)+D4S(星最良のフルサイズデジタルカメラ)+レンズ4本(fa64535mm/f3.5、fa55mm/f2.8、アポゾナー135mm/f2、Nikkor14-24/f2.8)というありえない重さの装備です(カメラ・三脚セットで10キロあります)。
その他冬装備で一生治らない肩こりになりそうだったので、サブの645Dセットをデポして登ろうとかありえない想像や夢をみながら気合いで登りきりました。往路トータル13時間、眠い。。。
たまにはこういう無茶も必要ですね。山は体力よりも天候が命です。

今回は燕山荘で宿泊です。この時期に山荘が空いているのはめちゃくちゃ嬉しい。
到着してやっぱり我慢できずビールを飲み、爆睡2時間。
日の入前に起きて、特に期待もせず山荘の裏へ。というのも表銀座と槍の景色は完全な逆光で、明らかに美しさは夜明けのほうが綺麗だからです。

それでも出かけると1人だけ登山者がいました。

で、撮った写真がこちら。

645D6661.jpg

カメラ:PENTAX645D
レンズ:FA645 55mm f2.8
撮影日時 2014年12月27日 16:22
撮影場所 燕山荘
ISO感度 200
露出時間 1/200 秒
絞り  f16
焦点距離 55 mm

・・・・面白いくらい思った通り。
また現在のレンズ独特の逆光耐性で鋭い解像度の代わりに光芒付近はどうしても汚くなります。
これ以降、このレンズを使うことはありませんでした。
これはスナップレンズですね。

景色も景色で条件も悪いし、普通に寒過ぎるので帰ろうかと思いましたが、
FA645 35mmf3.5でも撮ってみようと思い立ってシャッターを切っていると・・・・
「おおおお、凄い赤だ」ともう1人の登山者が向こうで叫んでいます。
私も遅れて「おおおおお、凄い紫だ」と唸りました。

【おおおお、凄い赤だ】
645D666511.jpg
カメラ:PENTAX645D
レンズ:FA645 35mm f3.5
撮影日時 2014年12月27日 16:30
撮影場所 燕山荘
ISO感度 200
露出時間 1/80 秒
絞り  f16
焦点距離 35 mm
EV値:-1EV

【おおお、凄い紫だ】
645D6670.jpg
カメラ:PENTAX645D
レンズ:FA645 35mm f3.5
撮影日時 2014年12月27日 16:32
撮影場所 燕山荘
ISO感度 200
露出時間 1/50 秒
絞り  f16
焦点距離 35 mm
EV値:-0.3EV


それくらい光の変化が早かったです。黄色→赤→紫と変化する様はもう感動です。
10分にも満たない出来事ですが、日の入り後、登山者の方と、
「良かったね今日、良かったね今年!」と讃え合いました。

レンズのことですが、FA645 35mm f/3.5の光芒・・・良い。。。
今現代のレンズになかなかない素晴らしいダイヤモンドです。
またこのレンズで太陽を撮影したのは初めてでしたが、白飛びを防ぐためにブラケット撮影で0EV,-1EV,-2EV撮っておいたほうが良いですね。-EV当たりで撮影したものが一番良かったです。

夕食大量につぎ込んで、19時には就寝、そして21時起床。
月の入とイルカ岩を撮影しましたが、半月で露出を稼げず断念。。。
もう一度燕山荘に戻り撮影します。

【燕岳山荘と冬の大三角】
DSC_1036.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 14-24mm f2.8/ED
撮影日時 2014年12月27日 23:24
撮影場所 燕山荘
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 20 mm

燕山荘と冬の大三角をコラポしたものです。
超広角で見上げる撮影だとどうしても建物が歪んでしまい違和感を感じます。
これをPhotoshop CS6で建物のみ補正しました。

燕山荘と冬の大三角
撮影日時 2014年12月27日 23:24
撮影場所 燕山荘
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 20 mm
その他:Photoshopで建物を歪み補正後、NX2で仕上げ。

おぉ、素晴らしい。違和感がなくなりました。
下部の補正により隙間が出来てしまいますが、これを「コンテンツに応じて塗りつぶす」機能で補っています。
しかし今回の山行で山岳星景は500枚くらい撮りましたが流れ星は1枚も写らなかったです。
10個くらいは目視できたのに、たまにはこんな日もありますね。




【Kiss The Sirius】
DSC_1352_1.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 14-24mm f2.8/ED
撮影日時 2014年12月28日 4:31
撮影場所 燕岳稜線
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm

表銀座の入り口でオリオンと槍や南のカノープスを撮り終えてから、急いで燕岳方面に向かいギリギリ間に合いました。本当はこの構図はツァイス135mm/f2で撮りたくて想像していましたが、いざ撮影するとこちらのほうがしっくりきました。
焦点距離×露出時間=600の星の流れがぎりぎり気にならないラインです。

さすがに眠い。。。寒さと眠さでまともな撮影が出来なくなりました。
カメラのバッテリーより先に切れるとは、無念。。。

いったん戻って、1時間ばかり少し仮眠。18:00から朝食を撮って。
朝日を浴びる表銀座を撮りに行きます。

燕山荘裏手は超強風です。風速20mはいかないけど断続的に17mくらいの風が吹き上げます。
持って来たジッツォお三脚と山荘で借りた三脚2つで、一瞬のチャンスを逃さないようにセットアップしていたところ、強烈な風が・・・・ガッチャーンと落としてしまったのは645D。。。
三脚ごとレンズから真っ逆さまでした。
・・・・割れた???と思いましたがフードのおかげで奇跡的に無傷っぽい。
気を取り直して最後の撮影に勤しみます。

【染まる北アルプスの表銀座】
645D6695.jpg
撮影日時 2014年12月28日 6:53
撮影場所 表銀座入り口
ISO感度 200
露出時間 1/15 秒
絞り  f16
焦点距離 35 mm
山屋にとって名前の通り最も華やかな稜線の一つ、表銀座。
美しい。



u89l-.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年12月28日 6:56
撮影場所 表銀座入り口
ISO感度 100
露出時間 1/20 秒
絞り  f10
焦点距離 135 mm

色味ですが近所のBOOK OFFで買った藤田弘基さんのヒマラヤでの撮影の色味を参考に仕上げてみました。
フィルムにはかなわないなぁと思いましたが、D4S独特の透明感も良いです。
構図も槍から表銀座のラインがジグザグになるようにしてみましたが、縦構図でパノラマで撮っておけば良かったです。
強風でスパイダー三脚モードでもぶれまくりで、極寒のために正常な思考と操作を保てませんでした。
次回の課題だなぁ。
出会った山岳写真協会の方は寒さでアルミ三脚が割れるという悲劇に見舞われていました。




【日の出】
645D6718.jpg
撮影日時 2014年12月27日 7:05
撮影場所 表銀座入り口
ISO感度 200
露出時間 1/125 秒
絞り  f18
焦点距離 35 mm
EV値:-0.7EV
冨士が遠くに見えます。
撮影時間を改めてみると、真っ赤に染まる瞬間て本当に一瞬ですね。
次回は自動撮影にして肉眼でゆっくり味わいたいと思います。

このあとすぐ小屋に戻り下山準備。
往路で13時間かかった道のりも、滑るように下り5時間半であっという間の下山でした。

今回は命を削るような無理なスケジュールの山行でしたが、
結果素晴らしい天候に恵まれました。

星と大キレット縦走(槍ヶ岳→北穂高岳)

9月末に2泊3日で大キレット定番コースで行ってきました。

今年から登山の難度が公開されて、
大キレットは最高難度に指定されましたが、
山と岩慣れした人達にとってはお散歩コースでしょう。
私も山慣れしていますが、1日目が特に辛かったです。。。
追って記載しますが、まずは写真公開まで。


9月26日(金):上高地〜横尾〜槍沢ロッジ〜槍ヶ岳
9月27日(土):槍ヶ岳〜南岳〜大キレット〜北穂高岳
9月28日(日):北穂高岳〜涸沢〜横尾〜上高地

今年は晴れが少ない。
星好きには憂鬱な2014年です。
そして金曜日に凄い晴れマーク。
会社を休み、同じく勤め先を休んだ友人と山へ!
1人だと後ろめたいですが2人だと「久しぶりの晴れなんだからいいんじゃない?」と思う。
人は1人では生きていけません。
行き先は紅葉真っただ中の北アルプス大キレット。
今回はガイド役ということで、普段だらだらと惰性で登っている私もトレーニングして望みました。
終わってみれば楽でしたが、1日目の槍までの登りが辛すぎました。
それ以外は景色や高度感を堪能しながらの素晴らしい山行でした。



9月26日(金)
朝の6:00に上高地を出発。
ストックを一本無くすというアクシデントがありましたが、
ゆっくりと槍を目指します。
槍までの写真はありません。動画や三脚を立てずに手持ちでのみ撮りましたが。
疲れて撮っている余裕もあまりありませんでした。
槍ヶ岳山荘に到着してテントを設営後すぐにビール。
酔ってふらふらしていると相方が登りたいモードに。
夕暮れの月の入を山頂から撮ろうという話になり、
酔いを冷まして山頂へ。
登頂後購入したばかりのツァイス135mmを落としてしまうという悪夢もありましたが、
全てチャラにしてくれる景色でした。

【槍ヶ岳から西鎌尾根を望む】
西鎌尾根
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月26日 17:35
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1/5 秒
絞り  f/13
焦点距離 135 mm

今年のGWはこの先の樅沢岳から西鎌尾根をみましたが、
こちらからもまた美しい。
槍も何回か登りましたが今までの槍とはまったく違う景色。
同じ山に何回登っても違う表情を魅せてくれます。


夕日が沈む前に登山者は全員下山、ここからが貴重な山との対話の時間です。

【笠ヶ岳と月の入】
DSC_7798.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月26日 18:33
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1.5 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 135 mm

トワイライトの素晴らしいひとときです。
明日はもう1時間程遅く月が落ちるので、もっとくっきりした月が拝めるでしょう。


【雲間の高山】
槍からの夜景
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月26日 18:35
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 400
露出時間 2.0 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 135 mm

雲間に高山市の夜景が見えました。
・・・・ツァイス、す凄い。
収差の少なさがくっきりとした夜景を捉えています。
もう70-200/f2.8の便利ズームを持って行くことはないでしょう。
画角は縛られますが圧倒的すぎます。


【槍ヶ岳山荘テン場】
DSC_7807.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 14-24mm f2.8/ED
撮影日時 2014年9月26日 19:25
撮影場所 槍ヶ岳山荘テント場
ISO感度 3200
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 14 mm
手前はテント初デビューの相方のテント(エアライズ)
奥の三角は昨年から愛用しているlocus gearのCTF3です。



【ヒュッテ大槍の朝】
DSC_7836.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 5:46
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1/15 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm


【ヒュッテ大槍と情念岳】
情念の夜明け
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 5:43
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1/30 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm

【寝起きのシャッター】
寝起きのシャッター
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 5:47
撮影場所 槍ヶ岳山荘テント場
ISO感度 100
露出時間 1/13 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
相方の目覚めはもう最高だったと思います。
3日間の山行でしたが、この日の日の出が一番でした。

縦構図、3枚をパノラマ。

準備を済まして、遅めの7時半出発。今回の山行の目玉的ルート大キレットを目指します。
槍ヶ岳山荘テント場を出発して大喰岳、中岳、南岳と2時間半程縦走。

【北ホ池を臨む】
きたほ池
【寝起きのシャッター】
寝起きのシャッター
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 10:24
撮影場所 大キレット北側取り付き
ISO感度 100
露出時間 1/60 秒
絞り  f/13
焦点距離 135 mm
PLフィルター、縦位置撮影×3枚Photoshopパノラマ
時間的に空気がもやっとしていて、コントラストが低いですが、
それが深海のようで綺麗でした。


大キレットの核心部、長谷川ピークをわたります。
ここは動画で撮りました。
https://www.youtube.com/watch?v=qrbFJdvH7MA&feature=youtu.be
山やらない人からするとなぜこんなところを?と思われるでしょうが、山は相性です。
相性が良ければ景色を体感した瞬間に感動が広がります。
すごい高度感で黄葉も素晴らしく、心と体が震えるひとときでした。

写真を撮っていたらあっという間に14時を過ぎてしまい、北穂高岳山荘のランチに間に合いませんでした。
パスタ食べたかったなぁ。
カレーだけ予約して、のんびり最後の踏ん張り所、飛騨泣きを行きます。


【大キレット長谷川ピーク】
長谷川ピーク1
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 14:12
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 100
露出時間 1/200 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
縦構図×3枚Photoshopにてパノラマ
あの霧の向こうから狭いリッジを歩いて来たと思うと感慨深いです。
それにしてもツァイス135は凄い。収差がほとんど無い。いやぁ買って良かった。
今後の会心作の予感がします。

【北ホ池の黄葉】
DSC_7895.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 13:41
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 100
露出時間 1/80 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
PLフィルター
Aモードで-0.7EVで撮影。
霧が一瞬だけ晴れて、北ホ池が見えました。
夢中になって撮影した一枚です。
四の池まで見えます。この時期限定ですね。

北穂高岳に15:00前に到着。
カレー食べて、ビール飲んで。
テント場に向かいます(15分程下山したところにあります)。
設営後目の前が霧に覆われ、
その合間に見えた景色が次です。


【雲間の奥穂高岳】
DSC_7927.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 17:13
撮影場所 北ホテント場
ISO感度 100
露出時間 1/60 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
奥穂への登りが凄い雰囲気になっています。
雲が沸き立つ様はすごい迫力でした。
これ動画で撮れば良かったです。

そのまま北穂に登り返して、さらに飛騨泣きを下ります。

【浮かぶ3000m】
DSC_7946.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 17:53
撮影場所 大キレット飛騨泣き中腹
ISO感度 100
露出時間 1/1秒
絞り  f/9
焦点距離 135 mm


【月の暮れ】
DSC_7962.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 18:30
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 400
露出時間 2 秒
絞り  f/3.5
焦点距離 135 mm
フォーカスポイントをずらした2枚をPhotoshopでパノラマ。
収差が少ないと月がくっきり写り、また微光星もしっかり写してくれます。
山岳星景撮られる方はこれを定番レンズにして間違いないです。
今までの中望遠レンズの中で群を抜いています。

【月夜の旋律】
DSC_7984.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 19:06
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 1600
露出時間 2.5 秒
絞り  f/2
焦点距離 135 mm
タイトルに負けない素晴らしい写りだと思っています。
この写真を肴にお酒飲める!いい時代になりました。


このまま徹夜で撮りたかったですが、寒さに負けてテント場まで戻って就寝。
シュラフ持って来てここでビヴァークすれば良かった。天の川の位置がもう2時間後に良いところくることは分かっていたので後ろ髪引かれまくりでした。

で夜中1時にまた起きて、北穂高岳に登り返します。
ここまで来たら病気かもしれません。山岳星景は辛いですが最高に楽しい。


【星小屋】
DSC_8057.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor14-24/f2.8ED
撮影日時 2014年9月28日 4:04
撮影場所 北穂高岳直下
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 14 mm
黄道光と北穂高岳山荘を臨む。
この時期は夜明け前にオリオン座付近の天の川と黄道光が交差して、
とても幻想的です。
下の方に小さな流れ星も。
この後構図を変えた瞬間に山荘を横切るように巨大な流れ星(火球)が1秒程流れました。写真に収められず残念でしたが、思わず感嘆の声が出ました。
編集はすぐに済ましてしまいましたが、時間ある時にゆっくり丁寧に編集したいです。




【背負う人達】
背負う人達
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 19:06
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 400
露出時間 30 秒
絞り  f/4
焦点距離 135 mm
奥穂高への縦走路。
10枚をコンポジット。
その輝跡は何かを背負って登る巡礼者の様。
左の奥穂高にもすでに何名かが到達しています。
さらに右手のジャンダルムにも1人登山者が見えます。

この時間帯のジャンダルム登頂はすごく羨ましい。
次回の目的が出来ました。
北アルプスはあと何十年登っても飽きないでしょう。


・・・山行記録を書いていると、いつ寝ているんだろう??と思います。
でもいいですね山!
次回は11月末の燕岳です。
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プロフィール

YUUSAKE

Author:YUUSAKE
1982年3月22日生まれ。
山が大好き、二児の父。
最近はカメラにはまり、写真を撮りに山に行っているのか、なんなのか目的がよく分からず彷徨っています。

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