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2017年 ベストショット

今年の登山は天候に恵まれず、また登山自体も数える程しか行けませんでしたが、
それでも思い出深い登山が多く十分満足な年でした。感謝感謝。
それでは2017のベストショットを決めたいと思います。
昨年は星の撮影で山に入ることがほとんどでしたが、今年はどうしても撮りたい場所で6時間以上待ち続けたり、
じっくりと趣味としての山岳を楽しみました。

第1位
「奥穂にかかる天の川」
_DSC1492.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 58mm/f1.8G
撮影日時 2017年5月21日 2:01
撮影場所 北アルプス 北穂高岳
ISO感度 3200
露出時間 60 秒×数枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/2.8
焦点距離 58 mm
赤道儀:TP2
残雪の北穂高岳から赤道儀の回転角に合わせて星と風景を二値マスク比較明合成したものになります。
GWは散々な天気でしたので、ここでの収穫は感慨深いものがありました。
山荘を利用させていただいたので赤道儀も苦でなく軽快に登れました。


第2位
「霧間の南岳」
_DSC3822.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2017年9月24日 17:37
撮影場所 穂高岳
ISO感度 200
露出時間 1/125 秒
絞り  f/11
焦点距離 135 mm
丸2日間合計6時間以上この場所で撮影した中の1枚です。
ここで撮った写真はどの写真も2位に入れるか迷うくらい素晴らしい景色を魅せてくれましたが、
モノクロで仕上げたこの1枚を2位にしました。
霧がかかっていない時は肉眼でも1枚のアーチ状の稜線に見えるのですが、
霧がかかる際に交互にかかる稜線が浮かび上がり山の険しさを一瞬だけ魅せてくれます。
山の険しさとともにどこか造形美を感じる1枚になりました。
思い入れ写真としては今年NO1ですが、まだこの場所ではより良い景色が見えると思い、いつかの1位に取っておきます。


第3位
「暗がりを駆ける雷鳥」
_DSC1911_2.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8E FL ED VR
撮影日時 2017年7月7日 19:39
撮影場所 北アルプス 表銀座
ISO感度 4500
露出時間 1/125 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 200 mm
暗がりで走り抜ける雷鳥を流し撮りしたものになります。
斜面を物ともせずに駆け下りていきました。
望遠ズームを山で使うことは少ないですが、この日は持ってきていて良かったと思いました。
設定も撮影法も文句なしで奇跡的1枚になりました。
雷鳥は絶滅危惧種で現在2000羽に満たなくなってきていています。
可能な限り望遠で、あまり刺激しないような撮影を心がけたいと思います。
数十年後も山で雷鳥を観れるように、守っていきたい生き物ですね。

第4位
「北アルプスの懐より」
DSCF4329_2017122822190636f.jpg

カメラ:FUJIFILM GFX 50S
レンズ:FUJIFILM GF32-64 f/4 R Im Wr
撮影日時 2017年8月13日 5:07
撮影場所 水晶岳
ISO感度 100
露出時間 1/3秒
絞り  f/13
焦点距離 64 mm
水晶岳より麗しき裏銀座ルートを撮影したものになります。
・・・・なんと美しい稜線なのでしょう。
この日は1泊2日で水晶岳まで来ていたのですが、行きは風雨で視界も霧で何も見えず、
天気予想をはずしたと落胆していましたが、朝になって素晴らしい稜線を魅せてくれました。
ここを1泊で行くことは体力的にも辛すぎますが、1日で下りるのはもったいないです。
ここでじっくり撮影する機会を作りたいと思いました。
次回はここで夕方から朝まで徹夜で過ごしたいなぁ、ワクワクが止まりません。


第5位
「天の川パノラマ」
槍天の川パノラマ1
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2017年1月2日
撮影場所 北アルプス 燕岳
ISO感度 3200
露出時間 20秒×9枚、縦構図で撮影後Photoshop CCにてパノラマ合成
絞り  f/2
焦点距離 24 mm
天の川が槍と燕に重なるのを待って撮影しようと思ってのんびり待っていたら、急激にガスが。。。
慌てて撮影したものです。
冬独特のクリアな天の川ではないですが、冬の天の川の魅力が詰め込まれた1枚だと思います。


第6位
「北鎌尾根」
_DSC9316_1.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8E FL ED VR
撮影日時 2017年1月1日 9:46
撮影場所 北アルプス 燕岳
ISO感度 200
露出時間 1/500 秒
絞り  f/10
焦点距離 200 mm
霧間の急峻な北鎌尾根を撮影したものになります。
ここは行くのはリスクが高いですが、観るほどに魅力的な山容ですね。
引き込まれます。

第7位
「奥穂にかかるオリオン」
_DSC4167.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2017年9月25日 3:09
撮影場所 北アルプス 穂高岳山荘
ISO感度 3200
露出時間 60秒×数枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm
夜明け前の奥穂高にかかる天の川を撮影したものになります。
スピアのような流れ星も端に写りました。
この日は非常にシーイングが良く、夕方から朝までずっとテントを行き来して、撮影していました。
いつまでも山に登っていたいと改めて感じた1枚でした。


第8位
「雪煙舞う月夜」
_DSC9540.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8E FL ED VR
撮影日時 2017年1月1日 19:39
撮影場所 北アルプス 燕岳
ISO感度 5000
露出時間 3 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 200 mm
非常に風の強い日でしたが、岩に隠れて撮影したものになります。
受月にかかっているのは雪煙で、風雪の舞う規模の大きさが伺えます。
受月の撮影のレンズはssを稼ぐことのできるApo-Sonnar T* 2/135が一番ですが、70-200もなかなかです。

第9位
「燕山荘」
燕山荘
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2017年1月2日
撮影場所 北アルプス 燕山荘
ISO感度 3200
露出時間 20秒、建物部分を歪み補正。
絞り  f/2
焦点距離 24 mm
年末年始の厳しい冬に営業してくれている、神がかり的山荘とそこから観る冬の星空を撮影したものです。
比較的危険度が少なく、星も素晴らしい、山荘の方もとても親切で、言うことなしのロケーションです。
この時期の燕山荘の魅力を凝縮できた思いから、順位に入れました。

第10位
「冬の逆さ槍」
DSCF4878_1.jpg
カメラ:FUJIFILM GFX 50S
レンズ:FUJIFILM GF32-64 f/4 R Im Wr
撮影日時 2017年10月26日 6:16
撮影場所 天狗池
ISO感度 100
露出時間 1/13秒
絞り  f/14
焦点距離 55 mm
冬の天狗池から撮影したものです。雪化粧した逆さ槍をここで撮影することを何度も夢見て、気象条件完璧だと判断し吹雪の中、トレースのない雪山に突撃しました。
水分の含んだ雪がパリパリに全身を覆い、寒さでヤバいんじゃないかと思いながらも、孤独に打ち勝ちたどりついた天狗池はすでにアイススケートになっていました。。。。
それでも星も槍も美しく、凍ったウェアを投げ捨てて着替えた後は朝まで星空撮影を楽しみました。
雪化粧の逆さ槍は、水面が凍っていない10月前半でなおかつ前日夜に雪が降り、夜中から翌朝にかけて晴れるという、10年に一度あるのかないのか分からないくらいに条件が限られています。
今回は水溜まり並みになった天狗池に映る逆さ槍を撮りましたが、いつか必ず完璧な雪槍を撮ってみせるという強い決意で10位にいれました。

以上です。


来年は限られた時間を有効に使うために、もっと戦略的に登山計画を練りたいと思います。
素晴らしい山岳景色をもっと表現できるように日々精進してまいります。

それでは皆さま良いお年を。
ありがとうございました。
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2016年 ベストショット

あまりの多忙のため、山に登って写真を撮ること以外、仕事に費やしていましたが。
とある星の冊子の方からの偶然のメールもあり少しずつですが更新していこうと思います。
未更新の2年間、登山数は減りましたがここぞという時は登っていました。
また、家族が増え、現在は2児の父となっています。

すでに2017年末ですが、とりあえず失っていた2年間のベストショットを決めたいと思います。


まずは2016年のベストショットから。

第一位
「天狗沢にかかるペルセウス」
_DSC5392.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月12日 23:30
撮影場所 北アルプス 天狗池
ISO感度 1600
露出時間 120 秒×50枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/3.2
焦点距離 24 mm
赤道儀:TP2
月の入に合わせて槍ヶ岳に当たる月明かりを残しながら何枚か重ねたショットになります。
日中は虫がまとわりついて我慢ならなかったのですが、夜は静寂そのものでした。
天狗池の前で、ツェルトすら被らず、寝袋のみで野宿して星空と流星群をずっと独り占めして眺めていました。
ここはお気に入りで2017年10月も訪れましたが、すでに池はアイススケートとなっていました。
2018年も訪れたいです。次回はもっとf値を上げて、短めのssでしっかりと流星の色を残したいなぁ。


第2位
「月夜の一閃」
IMGP2180のコピー
カメラ:PENTAX 645Z
レンズ:PENTAX FA35mm/f3.5AL
撮影日時 2016年1月4日 2:53
撮影場所 北アルプス 表銀座
ISO感度 1600
露出時間 15 秒
絞り  f/5
焦点距離 35 mm
条件の悪かったしぶんぎ座流星群を撮りに燕岳へ。
風速20mで歩く事もままならない中、岩陰で三脚をペグダウンして600枚撮影。
3枚写っていたもののうちの1枚です。
撮影環境が悪すぎて正常思考ではなく、かなりアンダーで撮影してしまいまいしたが、DRの広い645Zに救われました。

第3位
「月光に浮かぶ雲道」
_DSC6819.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2016年10月9日 23:12
撮影場所 穂高岳山荘テント場
ISO感度 1000
露出時間 8 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 135 mm
西に入る月と雲海を撮影したものになります。
ある一定の雲海の厚さとそれに透過される飛驒の明かり、そして淡い月明かりがこのような美しい景色を見せてくれました。

第4位
「黄道光とペルセウス座流星群」
_DSC4412_1.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月12日 3:40
撮影場所 北アルプス 南岳
ISO感度 2500
露出時間 60秒×4枚、二値マスク比較明合成等使用
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm
赤道儀:TP2
この日は風が強かったので、天狗池での撮影を諦め南岳山頂まで一気に駆け上がってそのまま撮影していました。
夜明けの黄道光と流星群、そして秋の訪れを感じるオリオンを前にただただ鳥肌を立てていました。
余談ですが赤道儀というものは山ではダンベルを入れているようなもので、今後は余ほどがない限り持ってはいくまいと思いました。


第5位
「富士夜景」
_DSC8762.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2016年12月3日 17:13
撮影場所 八ヶ岳連峰 赤岳
ISO感度 200
露出時間 1/2 秒
絞り  f/4.5
焦点距離 135 mm
赤岳山頂でビバークした際に撮影したものです、この時期は酷い強風ですが、
登山口で管理人さんにお教えいただいた風をしのげるスペースで赤く染まる富士と増えてくる街明かりのコラポレーションを楽しみました。


第6位
「灯る北穂高岳山荘」
_DSC4341.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
撮影日時 2016年5月21日 20:34
撮影場所 常念岳山頂
ISO感度 400
露出時間 20 秒
絞り  f/7.1
焦点距離 550 mm
一番好きな北穂高岳を超望遠で撮影したものです。
このくらいになるとジッツォ2型ではブレを軽減出来ず岩に固定して撮影しました。
それでも構図は我ながら完璧と言って良いくらい気に入っています。
急峻な北穂高岳へのアプローチを表現できたと思います。
この日は夕日と槍ヶ岳のコラポを撮ろうと、常念岳と蝶ヶ岳の間を走り回りました。
また夜明けには常念岳から北穂高に入る満月が見れるため、それも楽しみにしていましたが、
ヘトヘトになりこの1枚で力尽きて情念テント場へ戻ったあとは再度登り返せるはずもなく、夜明けまでぐっすりでした。
また月とのコラポで再挑戦したい構図です。

第7位
「槍にかかる夕日」
_DSC4200.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
撮影日時 2016年5月21日 20:34
撮影場所 常念岳と蝶ヶ岳のコル最低部
ISO感度 100
露出時間 1/8000秒
絞り  f/29
焦点距離 600 mm
常念岳山頂から槍と夕日がかかるのを狙って走り回っていたら、ついてに最低のコルまで来てしまいました。
常念から蝶への下りはゴツゴツとした大きな岩場で、酷く体力を消耗しました。
記念的なものになりますが、思い出補正がかかりこの順位になりました。
青春を取り戻したような山行でした。
次回やるなら減光フィルター必須ですね。


第8位
「朝焼けを目指して」
朝焼けを目指して
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月13日 4:37
撮影場所 北アルプス 天狗池
ISO感度 320
露出時間 30秒×数十枚、比較明合成使用
絞り  f/5
焦点距離 24 mm
薄れゆく星空と槍ヶ岳山頂を目指す登山者の軌跡を撮影したものになります。
朝まで眠れない程のエキサイティングなペルセウス座流星群でした。


第9位
「表銀座」
IMGP2563 1
カメラ:PENTAX 645Z
レンズ:PENTAX-D FA645 MACRO 90mmF2.8ED AW SR
撮影日時 2016年1月4日 6:57
撮影場所 北アルプス 表銀座
ISO感度 100
露出時間 1/25 秒
絞り  f/11
焦点距離 90 mm
今は手元に無き最高解像度のペンタの90mmで撮影したものです。
定番の構図ですが、完璧なる夜明けを完璧なカメラとレンズで撮れたので良い思い出となりました。
余談ですがペンタックスのこの90mmは解像度以外性能の、AFや謳われているall weather、そして手ブレ補正は個人的感想としては詐欺にあったような気さえしました。ただのMFレンズと思えばこれ以上のレンズはないです。


第10位
「月光に浮かぶ雲海と大キレット」
_DSC5246.jpg
カメラ:NIKON D810A
レンズ:Nikkor 24mm/f1.8G
撮影日時 2016年8月11日 21:06
撮影場所 北アルプス 南岳
ISO感度 1600
露出時間 20秒
絞り  f/2.2
焦点距離 24 mm
月入りの際に照らされる飛驒側の大キレットと穂高連峰が幻想的でした。
願わくば、北穂の下の長谷川ピークでビバークして星空を撮影したいですが、
危険度もあり社会の批判も多そうなので頭の中の妄想になっています。

以上です。
2016年は星の撮影で山に入ることが多かったように思います。
その分2017年はじっくりと山を撮ることが多かったです。
次回は2017年ベストショットを書きたいと思います。

本谷カール〜横尾尾根からの星景 2015GW

1年で最も楽しみにしている山行といっても過言ではないGWの山開き。
今年は南岳を目指すべく、2泊3日で計画しました。
南岳から大キレットと天の川を撮ることが一番の目的です。
そして久しぶりの単独登山です。
単独登山だと負傷時の危険が伴いますが、一切の邪念なく山と向き合えるという魅力があります。
ルートを自身で選んで、雪崩や落石、滑落に神経を尖らせながらもやがて自然と一体化する感覚。
山と自身の体と対話しているような感覚は単独ならではだと思います。

行程(計画時)
1日目:上高地〜横尾〜本谷橋〜横尾本谷〜横尾本谷右俣〜本谷カール〜横尾尾根(もしくは南岳へ直登)〜南岳〜南岳冬期小屋
2日目:南岳〜槍ヶ岳(もしくは南岳で一日中撮影)
3日目:槍ヶ岳〜上高地(南岳に残っていた場合はもと来たルートで下山)
※横尾本谷からは一般ルートではありません。この時期落石、雪崩のリスクを慎重に判断する必要があります。
※ヴィパーク前提のため携帯トイレは必須です。

上記計画で行きましたが、実際はこちら

1日目:上高地〜横尾〜本谷橋〜横尾本谷〜横尾本谷右俣〜本谷カール〜横尾尾根(ヴィヴァーク)
2日目:横尾尾根〜氷河公園〜槍沢〜上高地

横尾尾根から南岳への登りの雪質が予想以上に悪く、崩壊の可能性があったため南岳を断念して3日目を残して下山してしまいました。
大キレットと天の川は撮れなくて非常に残念でしたが、安全が一番。また横尾尾根からも素晴らしい眺めでした



1日目:6:00上高地出発、通学路のような横尾までの道のりを越えて、本谷橋に10:00着。
本谷橋から涸沢方面に20分程登ると右手に深い谷が見えてきます、谷はここまでこの1つしかないので迷わずここまでは分かると思います。ここで涸沢へのルートをはずれ横尾本谷へ進んで行きます。
谷になっているため左右からの雪崩と落石に非常に気をつかいます。今年は雪がだいぶ落ちていたので雪崩よりも落石痕が多く横尾本谷に入るのを何度も躊躇しました。
慎重に登ること1時間半、右俣と左俣の分岐にたどり着きます。左俣はさらに谷が細くなるのでここは恐いですね。右俣も狭くなるので出来るだけ慎重に早く通過したいところです。
そこから1時間で本谷カールに到着します。
今年は気温が高く5月末のような雪質でした。
とても開放感があり誰もいない空間でしばし横になってぼーっしていました。
このままヴィヴァークして寝ちゃいたいとも思いましたがまだ13:00過ぎですしこのまま本谷カールを進む事にします。

【本谷カール上部】
本谷カールパノラマ
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 58mm/f1.4G
撮影日時 2015年4月30日 14:10
撮影場所 本谷カール上部
ISO感度 100
露出時間 1/1250 秒
絞り  f/9
焦点距離 135 mm
縦構図8枚をPhotoshopにてパノラん。3m弱あるのかな。
手をぐりぐりすること20分くらい、右手がやっと動きます。
そこからさらに15分格闘の末ようやく抜け出せました。
一時はこれリアルで抜け出せないんじゃないかと思いました。

薄暗くなってきているしここで断念。南岳も雪の締まる早朝なら行けるかもしれないですが、
とりあえず横尾尾根のコルに戻りヴィアヴァーク準備。
寝てからまた考えることにしました。

以下また書き足したいと思います。
仕事忙しすぎて他の山行もまったく書いていないです(今年は唐松厳冬期、蝶ヶ岳、烏帽子岳と登っています)
またアップしたいと思います。
とりあえず58mm新ノクトニッコールの星の写りをアップします。

【北穂高岳と夏の天の川】
DSC8756.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 58mm/f1.4G
撮影日時 2015年5月1日 3:26
撮影場所 横尾尾根のコル
ISO感度 3200
露出時間 10 秒
絞り  f/1.4
焦点距離 58 mm
開放での写りでこれだけ収差を押さえ込むとは・・・
凄い・・・

2014年下半期ベストショット

2014年上半期に続いて、下半期のベストショットを自身なりに選びました。
下半期は晴れ日が少なく、星に恵まれませんでした。
ただ偶然や撮影目的を明確に登ったおかげか下半期の6ショットはけっこう悩みました。
また、トワイライトを中心に撮影している友人の影響で日没前や日の出前も撮影するようになり、
撮影対象の幅が広がった下半期でした。

では発表します。

第6位
「キレット縦走路」
涸沢岳より
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8 VRⅡ
撮影日時 2014年8月12日 19:17
撮影場所 涸沢岳
ISO感度 100
露出時間 6 秒
絞り f/11
焦点距離 200 mm

涸沢岳3往復のうち、1往復目。
大雨の中、上高地から10時間かけて穂高岳山荘テント場に到着。
その後晴れて来ましたが疲労困憊で、まごまご彷徨ってたどり着いた場所です。

左の涸沢岳から鬼のキレット、右の北穂高岳南峰・北峰と続きます。
さらに北峰から真ん中に見える南岳、中岳へと伸びる大キレットが凄まじい迫力でした。
2日目、もう一度ここを目指しましたが、どうしても場所が分からず、
残念でした。
最高条件で撮影出来ていれば順位を1位にあげたいくらい構図は気に入っていますが、
ピントの位置が南岳にあってしまっているので、手前のキレットに合わせて、さらに収差の少ない単焦点で撮り直したいです。またここを探さなければ・・・
すみません。この日の山行はブログに記録していないですが、どこかで記載したいと思います。
縦構図でパノラマ4枚撮影。


第5位
「Kiss The Sirius」
DSC_1352_1.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor14-24/f2.8ED
撮影日時 2014年12月28日 4:31
撮影場所 燕岳、イルカ岩
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm

表銀座の入り口でオリオンと槍や南のカノープスを撮り終えてから、急いで燕岳方面に向かいギリギリ間に合いました。本当はこの構図はツァイス135mm/f2で撮りたくて想像していましたが、いざ撮影するとこちらのほうがしっくりきました。
焦点距離×露出時間=600の星の流れがぎりぎり気にならないラインです。
冬の大三角の中で最も輝くシリウス座へのプレゼントです。


第4位
「燕岳山荘と冬の大三角」
燕山荘と冬の大三角
撮影日時 2014年12月27日 23:24
撮影場所 燕山荘
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 20 mm
その他:Photoshopで建物を歪み補正後、NX2で仕上げ。

燕山荘と冬の大三角をコラポしたものです。
超広角で見上げる撮影だとどうしても建物が歪んでしまい違和感を感じます。
これをPhotoshop CS6で建物のみ補正しました。
相当綺麗にシフト補正できて、購入検討していたアオリレンズPC-E 24mmはとりあえず保留といったところです。
オリオン座の下側(屋根の上くらい)にラヴジョイ彗星も見えています。
年末を感じるには十分な山行でした。


第3位
「月夜の旋律」
DSC_7984.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 19:06
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 1600
露出時間 2.5 秒
絞り  f/2
焦点距離 135 mm


この場所で徹夜で撮りたかったですが、寒さに負けてテント場まで戻って就寝。
シュラフ持って来てここでビヴァークすれば良かった。
月夜のビヴァーク、いつかここで。
露出がもう少し欲しかったので3秒か3.5秒までならいけたかな。

第2位
「槍ヶ岳」
槍と大キレット
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月28日 5:29
撮影場所 北穂高岳山頂
ISO感度 200
露出時間 1/3 秒
絞り  f/8
焦点距離 135 mm
縦構図2枚をPhotoshopにてパノラマ、モノクロ。

シンプルな構図ですが、槍の魅力がじわじわ来ます。
D4Sから厚みの増した中間トーンがこの写真から感じます。
上品な仕上がりはさすがのフラグシップです。
オリジナルサイズでお見せできないのが残念ですが、
できるだけファイルサイズを維持しましたので、
拡大してご覧ください。
山へ誘われる1枚で、最後まで1位と悩みました。

第1位
「星小屋」
DSC_8057.jpg
レンズ:Nikkor14-24/f2.8ED
撮影日時 2014年9月28日 4:04
撮影場所 北穂高岳直下
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 14 mm
黄道光と北穂高岳山荘を臨む。
この時期は夜明け前にオリオン座付近の天の川と黄道光が交差して、
とても幻想的です。
下の方に小さな流れ星も。
この後構図を変えた瞬間に山荘を横切るように巨大な流れ星(火球)が1秒程流れました。写真に収められず残念でしたが、思わず感嘆の声が出ました。


こうやってみると、上半期と比べて落ち着いたトーンの下半期でした。
ご覧いただきありがとうございます。
来年も宜しくお願い致します。









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テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

年末の燕岳〜645D(風景)+D4S(星)〜

11月初旬に最高の快晴にもかかわらず、相方の体調不良で土壇場で中止となっていた燕岳山行。
年末最後の貴重な貴重な晴れ間がやってきました!
ただ26日(金)夜中〜27日(日)の午前中までしか持たない感じです。
年末年始を含めて、金の夜中か土の夜中だけしか星は見られないでしょう。

25日(金)は仕事納めなのでさすがに休めません。。。
悩んだ末、単独ですが夜中から登り始めるナイトトレッキングに決定。
これ辛いから嫌なんだよなぁ。。。
以前のナイトトレッキングはこちら

日程:
1日目(13時間):19:40分名古屋〜しなの特急にて松本〜大糸線乗り換えて22:45穂高駅着〜タクシーにて宮城ゲート(標高770m)23:00〜23:15宮城ゲート出発〜5:30燕岳登山口着(1462m)〜13:15燕山荘着(2712m)

2日目(5時間):8:30燕山荘(2712m)〜11:30燕岳登山口着(1462m)〜13:30宮城ゲート(770)



1日目:17:00に仕事を終え、急いで準備して名古屋駅へ。ぎりぎりお風呂入れて良かった。
名古屋から松本までの2時間は爆睡して体力温存です。
松本駅から大糸線に乗り換えて穂高駅に到着。穂高駅からタクシーで15分程で宮城ゲートです。


23時過ぎの出発ですがすでに眠い。。。
歩き始めて1時間程で睡眠不足かなんなのか分からないですが頭痛に悩まされ、その後激しい睡魔でほとんど記憶にないくらい寝て歩いていました。

片目半目の夢遊登山と化した自動歩行の末、6時間で穂高登山口に到着。気づいたら燕岳登山口でした。


中房温泉でカップラーメンを食べて少し休憩した後、登山開始ここからは地獄の登山でした。

今回はペンタックスの645D(風景最良の中判デジタルカメラ)+D4S(星最良のフルサイズデジタルカメラ)+レンズ4本(fa64535mm/f3.5、fa55mm/f2.8、アポゾナー135mm/f2、Nikkor14-24/f2.8)というありえない重さの装備です(カメラ・三脚セットで10キロあります)。
その他冬装備で一生治らない肩こりになりそうだったので、サブの645Dセットをデポして登ろうとかありえない想像や夢をみながら気合いで登りきりました。往路トータル13時間、眠い。。。
たまにはこういう無茶も必要ですね。山は体力よりも天候が命です。

今回は燕山荘で宿泊です。この時期に山荘が空いているのはめちゃくちゃ嬉しい。
到着してやっぱり我慢できずビールを飲み、爆睡2時間。
日の入前に起きて、特に期待もせず山荘の裏へ。というのも表銀座と槍の景色は完全な逆光で、明らかに美しさは夜明けのほうが綺麗だからです。

それでも出かけると1人だけ登山者がいました。

で、撮った写真がこちら。

645D6661.jpg

カメラ:PENTAX645D
レンズ:FA645 55mm f2.8
撮影日時 2014年12月27日 16:22
撮影場所 燕山荘
ISO感度 200
露出時間 1/200 秒
絞り  f16
焦点距離 55 mm

・・・・面白いくらい思った通り。
また現在のレンズ独特の逆光耐性で鋭い解像度の代わりに光芒付近はどうしても汚くなります。
これ以降、このレンズを使うことはありませんでした。
これはスナップレンズですね。

景色も景色で条件も悪いし、普通に寒過ぎるので帰ろうかと思いましたが、
FA645 35mmf3.5でも撮ってみようと思い立ってシャッターを切っていると・・・・
「おおおお、凄い赤だ」ともう1人の登山者が向こうで叫んでいます。
私も遅れて「おおおおお、凄い紫だ」と唸りました。

【おおおお、凄い赤だ】
645D666511.jpg
カメラ:PENTAX645D
レンズ:FA645 35mm f3.5
撮影日時 2014年12月27日 16:30
撮影場所 燕山荘
ISO感度 200
露出時間 1/80 秒
絞り  f16
焦点距離 35 mm
EV値:-1EV

【おおお、凄い紫だ】
645D6670.jpg
カメラ:PENTAX645D
レンズ:FA645 35mm f3.5
撮影日時 2014年12月27日 16:32
撮影場所 燕山荘
ISO感度 200
露出時間 1/50 秒
絞り  f16
焦点距離 35 mm
EV値:-0.3EV


それくらい光の変化が早かったです。黄色→赤→紫と変化する様はもう感動です。
10分にも満たない出来事ですが、日の入り後、登山者の方と、
「良かったね今日、良かったね今年!」と讃え合いました。

レンズのことですが、FA645 35mm f/3.5の光芒・・・良い。。。
今現代のレンズになかなかない素晴らしいダイヤモンドです。
またこのレンズで太陽を撮影したのは初めてでしたが、白飛びを防ぐためにブラケット撮影で0EV,-1EV,-2EV撮っておいたほうが良いですね。-EV当たりで撮影したものが一番良かったです。

夕食大量につぎ込んで、19時には就寝、そして21時起床。
月の入とイルカ岩を撮影しましたが、半月で露出を稼げず断念。。。
もう一度燕山荘に戻り撮影します。

【燕岳山荘と冬の大三角】
DSC_1036.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 14-24mm f2.8/ED
撮影日時 2014年12月27日 23:24
撮影場所 燕山荘
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 20 mm

燕山荘と冬の大三角をコラポしたものです。
超広角で見上げる撮影だとどうしても建物が歪んでしまい違和感を感じます。
これをPhotoshop CS6で建物のみ補正しました。

燕山荘と冬の大三角
撮影日時 2014年12月27日 23:24
撮影場所 燕山荘
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 20 mm
その他:Photoshopで建物を歪み補正後、NX2で仕上げ。

おぉ、素晴らしい。違和感がなくなりました。
下部の補正により隙間が出来てしまいますが、これを「コンテンツに応じて塗りつぶす」機能で補っています。
しかし今回の山行で山岳星景は500枚くらい撮りましたが流れ星は1枚も写らなかったです。
10個くらいは目視できたのに、たまにはこんな日もありますね。




【Kiss The Sirius】
DSC_1352_1.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 14-24mm f2.8/ED
撮影日時 2014年12月28日 4:31
撮影場所 燕岳稜線
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 24 mm

表銀座の入り口でオリオンと槍や南のカノープスを撮り終えてから、急いで燕岳方面に向かいギリギリ間に合いました。本当はこの構図はツァイス135mm/f2で撮りたくて想像していましたが、いざ撮影するとこちらのほうがしっくりきました。
焦点距離×露出時間=600の星の流れがぎりぎり気にならないラインです。

さすがに眠い。。。寒さと眠さでまともな撮影が出来なくなりました。
カメラのバッテリーより先に切れるとは、無念。。。

いったん戻って、1時間ばかり少し仮眠。18:00から朝食を撮って。
朝日を浴びる表銀座を撮りに行きます。

燕山荘裏手は超強風です。風速20mはいかないけど断続的に17mくらいの風が吹き上げます。
持って来たジッツォお三脚と山荘で借りた三脚2つで、一瞬のチャンスを逃さないようにセットアップしていたところ、強烈な風が・・・・ガッチャーンと落としてしまったのは645D。。。
三脚ごとレンズから真っ逆さまでした。
・・・・割れた???と思いましたがフードのおかげで奇跡的に無傷っぽい。
気を取り直して最後の撮影に勤しみます。

【染まる北アルプスの表銀座】
645D6695.jpg
撮影日時 2014年12月28日 6:53
撮影場所 表銀座入り口
ISO感度 200
露出時間 1/15 秒
絞り  f16
焦点距離 35 mm
山屋にとって名前の通り最も華やかな稜線の一つ、表銀座。
美しい。



u89l-.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年12月28日 6:56
撮影場所 表銀座入り口
ISO感度 100
露出時間 1/20 秒
絞り  f10
焦点距離 135 mm

色味ですが近所のBOOK OFFで買った藤田弘基さんのヒマラヤでの撮影の色味を参考に仕上げてみました。
フィルムにはかなわないなぁと思いましたが、D4S独特の透明感も良いです。
構図も槍から表銀座のラインがジグザグになるようにしてみましたが、縦構図でパノラマで撮っておけば良かったです。
強風でスパイダー三脚モードでもぶれまくりで、極寒のために正常な思考と操作を保てませんでした。
次回の課題だなぁ。
出会った山岳写真協会の方は寒さでアルミ三脚が割れるという悲劇に見舞われていました。




【日の出】
645D6718.jpg
撮影日時 2014年12月27日 7:05
撮影場所 表銀座入り口
ISO感度 200
露出時間 1/125 秒
絞り  f18
焦点距離 35 mm
EV値:-0.7EV
冨士が遠くに見えます。
撮影時間を改めてみると、真っ赤に染まる瞬間て本当に一瞬ですね。
次回は自動撮影にして肉眼でゆっくり味わいたいと思います。

このあとすぐ小屋に戻り下山準備。
往路で13時間かかった道のりも、滑るように下り5時間半であっという間の下山でした。

今回は命を削るような無理なスケジュールの山行でしたが、
結果素晴らしい天候に恵まれました。

星と大キレット縦走(槍ヶ岳→北穂高岳)

9月末に2泊3日で大キレット定番コースで行ってきました。

今年から登山の難度が公開されて、
大キレットは最高難度に指定されましたが、
山と岩慣れした人達にとってはお散歩コースでしょう。
私も山慣れしていますが、1日目が特に辛かったです。。。
追って記載しますが、まずは写真公開まで。


9月26日(金):上高地〜横尾〜槍沢ロッジ〜槍ヶ岳
9月27日(土):槍ヶ岳〜南岳〜大キレット〜北穂高岳
9月28日(日):北穂高岳〜涸沢〜横尾〜上高地

今年は晴れが少ない。
星好きには憂鬱な2014年です。
そして金曜日に凄い晴れマーク。
会社を休み、同じく勤め先を休んだ友人と山へ!
1人だと後ろめたいですが2人だと「久しぶりの晴れなんだからいいんじゃない?」と思う。
人は1人では生きていけません。
行き先は紅葉真っただ中の北アルプス大キレット。
今回はガイド役ということで、普段だらだらと惰性で登っている私もトレーニングして望みました。
終わってみれば楽でしたが、1日目の槍までの登りが辛すぎました。
それ以外は景色や高度感を堪能しながらの素晴らしい山行でした。



9月26日(金)
朝の6:00に上高地を出発。
ストックを一本無くすというアクシデントがありましたが、
ゆっくりと槍を目指します。
槍までの写真はありません。動画や三脚を立てずに手持ちでのみ撮りましたが。
疲れて撮っている余裕もあまりありませんでした。
槍ヶ岳山荘に到着してテントを設営後すぐにビール。
酔ってふらふらしていると相方が登りたいモードに。
夕暮れの月の入を山頂から撮ろうという話になり、
酔いを冷まして山頂へ。
登頂後購入したばかりのツァイス135mmを落としてしまうという悪夢もありましたが、
全てチャラにしてくれる景色でした。

【槍ヶ岳から西鎌尾根を望む】
西鎌尾根
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月26日 17:35
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1/5 秒
絞り  f/13
焦点距離 135 mm

今年のGWはこの先の樅沢岳から西鎌尾根をみましたが、
こちらからもまた美しい。
槍も何回か登りましたが今までの槍とはまったく違う景色。
同じ山に何回登っても違う表情を魅せてくれます。


夕日が沈む前に登山者は全員下山、ここからが貴重な山との対話の時間です。

【笠ヶ岳と月の入】
DSC_7798.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月26日 18:33
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1.5 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 135 mm

トワイライトの素晴らしいひとときです。
明日はもう1時間程遅く月が落ちるので、もっとくっきりした月が拝めるでしょう。


【雲間の高山】
槍からの夜景
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月26日 18:35
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 400
露出時間 2.0 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 135 mm

雲間に高山市の夜景が見えました。
・・・・ツァイス、す凄い。
収差の少なさがくっきりとした夜景を捉えています。
もう70-200/f2.8の便利ズームを持って行くことはないでしょう。
画角は縛られますが圧倒的すぎます。


【槍ヶ岳山荘テン場】
DSC_7807.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor 14-24mm f2.8/ED
撮影日時 2014年9月26日 19:25
撮影場所 槍ヶ岳山荘テント場
ISO感度 3200
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 14 mm
手前はテント初デビューの相方のテント(エアライズ)
奥の三角は昨年から愛用しているlocus gearのCTF3です。



【ヒュッテ大槍の朝】
DSC_7836.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 5:46
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1/15 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm


【ヒュッテ大槍と情念岳】
情念の夜明け
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 5:43
撮影場所 槍ヶ岳
ISO感度 100
露出時間 1/30 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm

【寝起きのシャッター】
寝起きのシャッター
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 5:47
撮影場所 槍ヶ岳山荘テント場
ISO感度 100
露出時間 1/13 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
相方の目覚めはもう最高だったと思います。
3日間の山行でしたが、この日の日の出が一番でした。

縦構図、3枚をパノラマ。

準備を済まして、遅めの7時半出発。今回の山行の目玉的ルート大キレットを目指します。
槍ヶ岳山荘テント場を出発して大喰岳、中岳、南岳と2時間半程縦走。

【北ホ池を臨む】
きたほ池
【寝起きのシャッター】
寝起きのシャッター
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 10:24
撮影場所 大キレット北側取り付き
ISO感度 100
露出時間 1/60 秒
絞り  f/13
焦点距離 135 mm
PLフィルター、縦位置撮影×3枚Photoshopパノラマ
時間的に空気がもやっとしていて、コントラストが低いですが、
それが深海のようで綺麗でした。


大キレットの核心部、長谷川ピークをわたります。
ここは動画で撮りました。
https://www.youtube.com/watch?v=qrbFJdvH7MA&feature=youtu.be
山やらない人からするとなぜこんなところを?と思われるでしょうが、山は相性です。
相性が良ければ景色を体感した瞬間に感動が広がります。
すごい高度感で黄葉も素晴らしく、心と体が震えるひとときでした。

写真を撮っていたらあっという間に14時を過ぎてしまい、北穂高岳山荘のランチに間に合いませんでした。
パスタ食べたかったなぁ。
カレーだけ予約して、のんびり最後の踏ん張り所、飛騨泣きを行きます。


【大キレット長谷川ピーク】
長谷川ピーク1
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 14:12
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 100
露出時間 1/200 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
縦構図×3枚Photoshopにてパノラマ
あの霧の向こうから狭いリッジを歩いて来たと思うと感慨深いです。
それにしてもツァイス135は凄い。収差がほとんど無い。いやぁ買って良かった。
今後の会心作の予感がします。

【北ホ池の黄葉】
DSC_7895.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 13:41
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 100
露出時間 1/80 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
PLフィルター
Aモードで-0.7EVで撮影。
霧が一瞬だけ晴れて、北ホ池が見えました。
夢中になって撮影した一枚です。
四の池まで見えます。この時期限定ですね。

北穂高岳に15:00前に到着。
カレー食べて、ビール飲んで。
テント場に向かいます(15分程下山したところにあります)。
設営後目の前が霧に覆われ、
その合間に見えた景色が次です。


【雲間の奥穂高岳】
DSC_7927.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 17:13
撮影場所 北ホテント場
ISO感度 100
露出時間 1/60 秒
絞り  f/10
焦点距離 135 mm
奥穂への登りが凄い雰囲気になっています。
雲が沸き立つ様はすごい迫力でした。
これ動画で撮れば良かったです。

そのまま北穂に登り返して、さらに飛騨泣きを下ります。

【浮かぶ3000m】
DSC_7946.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 17:53
撮影場所 大キレット飛騨泣き中腹
ISO感度 100
露出時間 1/1秒
絞り  f/9
焦点距離 135 mm


【月の暮れ】
DSC_7962.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 18:30
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 400
露出時間 2 秒
絞り  f/3.5
焦点距離 135 mm
フォーカスポイントをずらした2枚をPhotoshopでパノラマ。
収差が少ないと月がくっきり写り、また微光星もしっかり写してくれます。
山岳星景撮られる方はこれを定番レンズにして間違いないです。
今までの中望遠レンズの中で群を抜いています。

【月夜の旋律】
DSC_7984.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 19:06
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 1600
露出時間 2.5 秒
絞り  f/2
焦点距離 135 mm
タイトルに負けない素晴らしい写りだと思っています。
この写真を肴にお酒飲める!いい時代になりました。


このまま徹夜で撮りたかったですが、寒さに負けてテント場まで戻って就寝。
シュラフ持って来てここでビヴァークすれば良かった。天の川の位置がもう2時間後に良いところくることは分かっていたので後ろ髪引かれまくりでした。

で夜中1時にまた起きて、北穂高岳に登り返します。
ここまで来たら病気かもしれません。山岳星景は辛いですが最高に楽しい。


【星小屋】
DSC_8057.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Nikkor14-24/f2.8ED
撮影日時 2014年9月28日 4:04
撮影場所 北穂高岳直下
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り  f/2.8
焦点距離 14 mm
黄道光と北穂高岳山荘を臨む。
この時期は夜明け前にオリオン座付近の天の川と黄道光が交差して、
とても幻想的です。
下の方に小さな流れ星も。
この後構図を変えた瞬間に山荘を横切るように巨大な流れ星(火球)が1秒程流れました。写真に収められず残念でしたが、思わず感嘆の声が出ました。
編集はすぐに済ましてしまいましたが、時間ある時にゆっくり丁寧に編集したいです。




【背負う人達】
背負う人達
カメラ:NIKON D4S
レンズ:Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2
撮影日時 2014年9月27日 19:06
撮影場所 大キレット飛騨泣き
ISO感度 400
露出時間 30 秒
絞り  f/4
焦点距離 135 mm
奥穂高への縦走路。
10枚をコンポジット。
その輝跡は何かを背負って登る巡礼者の様。
左の奥穂高にもすでに何名かが到達しています。
さらに右手のジャンダルムにも1人登山者が見えます。

この時間帯のジャンダルム登頂はすごく羨ましい。
次回の目的が出来ました。
北アルプスはあと何十年登っても飽きないでしょう。


・・・山行記録を書いていると、いつ寝ているんだろう??と思います。
でもいいですね山!
次回は11月末の燕岳です。

2014年上半期ベストショット

2014年上半期山岳写真のベストショットです。
星の大先輩が上半期のショットをまとめられており、
今後の課題やモチベーション向上のために月1枚で上位6枚を選びました。

第6位「富嶽星景〜光の調〜」
名称未設定1
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 35mm/f1.4G
撮影日時 2014年5月24日 AM3:07〜3:35コンポジット
撮影場所 田貫湖
ISO感度 800
露出時間 30 秒
絞り  f/4
焦点距離 35 mm

桟橋の船や富士に当たる光は月明かり。富士を挟んで反対側から朝日が登ろうとしています。
月夜に照らされる夜明けの富士と、薄れ往く星の軌跡。
木々の間を抜ける車の光が水面の境を色付けてくれました。
一段と輝く星は金星です


第5位「JAPAN AURORA」
DSC_4076.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:AF-S NIKKOR 35mm/f1.4G
撮影日時 2014年5月24日 2:41
撮影場所 北アルプス唐松岳付近
ISO感度 800
露出時間 30 秒
絞り  f/4
焦点距離 35 mm

ヤマテン予報-17℃、風速19mでの中、限界2時間の星撮影のうちの1枚です。
唐松岳到着時はガスの中、強風で、方向を見失いました。
この日は非常に寒く、シェルターでのビヴァークだと凍死しそうだったので、風下に雪洞を堀りました。
月が登って来て初めて、東の白馬の街並みだと分かりました。
白馬の街灯りが雲に透過されて、まるでオーロラのようでした。

第4位「西鎌尾根を往く」
DSC_2478.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G
撮影日時 2014年5月3日 4:13
撮影場所 北アルプス西鎌尾根
ISO感度 100
露出時間 20 秒
絞り   f8
焦点距離 24 mm

夜明け前、雪が締まり崩壊リスクが少なかったので、思い切って西鎌尾根を歩きました。
その代わり滑落リスクが上がり、単独だったためこの景色までで引き返しました。
ナイフリッジの単独行は恐ろしくも、至福のひとときでした。
凄い凄い欲を言えば、30mmくらいで撮りたかった。

第3位「夕暮れの笠が岳」
笠が岳
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 300mm f/4D
撮影日時 2014年5月2日 18:30
撮影場所 樅沢岳
ISO感度 100
露出時間 1/40 秒
絞り f/11
焦点距離 300 mm
縦構図で4枚をCS6でパノラマ合成

唯一、星の無い山岳写真です。
少し緑がかった不思議な色の夕暮れで、
「撮ったら色をいじったかと思われるだろうねぇ」と、
相方と話していました。
右下に私たちの苦労のラッセル痕が見えます(ここまで来るのに15時間くらいかかりました)。

D4Sの素晴らしい諧調を保ちつつ、
解像度をパノラマで補っています。
サイズは11028×7675、オリジナルサイズが24.5MBです。
浮き上がるような立体感と雪質の雰囲気がお気に入りです。
いつかは全紙以上のプリントをしたい写真です。

第2位「月夜の剣岳」
DSC_4115.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8 VRⅡ
撮影日時 2014:2:23 1:09
撮影場所 北アルプス唐松岳付近
ISO感度 400
露出時間 30 秒
絞り f/2.8
焦点距離 180 mm
13枚をコンポジット
夜中1時前の月の出から、闇夜が解き放たれて強風の中揺らめくような雪肌の剣岳が浮かび上がりました。
とても綺麗で、コンポジットにしてしばしこの景色を独占していました。
考えたらこの日の山行、ブログに記録していないですね。

余談ですが最近テレビで全世界極限サバイバルという番組があって、極寒のアラスカでEXI­LEのTETSUYAさんが48時間生き残れるか、挑戦していました。
-20℃とかナレーションが流れていて、その中手袋をせずに生活しているTETSUYAさんを見て、
「がくぅ」となりました。
この日は-18度でしたが、手袋無しでは10秒と耐えられません。

第1位【月夜の弔い】
DSC_3416_2.jpg

カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 35mm/f1.4G
撮影日時 2014年5月24日 2:41
撮影場所 前穂高岳第八峰
ISO感度 3200
露出時間 15 秒
絞り  f/2
焦点距離 35 mm

上半期1位、もしくは今年1番になるかもしれないショットです。
ナイロンザイル事件の「氷壁」の舞台、前穂高岳東壁の星景です。
この時間に35mmの画角で、この天の川の位置、構図で、このタイトルで撮ることを決めて今回登りました。
三日月の弱い光がさらに弱い月の出直後を狙って撮ったもので、天の川を鮮明に写しつつ、月夜に照らされて山の質感も保たれています。

ここで往かれた諸先輩方に合焦。

前穂高岳第八峰〜山岳星景を求めて〜

久々に星空指数が100%の日が、週末の金、土とやってきました。
ただ、土曜日の夜中からは天気図を見ると100%は明らかに怪しいです。
悩んだ末、有給をもらい金曜日から1泊2日で北アルプスの前穂高岳第八峰を登ってきました。

目的は前穂高岳第八峰で、月明かりに照らされる前穂高岳の星景と、
600mmの超望遠で北穂高岳山荘の日周運動を撮ることです。

月の出が夜中の1時過ぎなので、それまでは濃い天の川も楽しめそうです。
地図にないルートで、雪山のラッセルを強いられることと、
遭難リスクを下げるため山の友人と2人で行ってきました。

結果は良い景色に出会えましたが、課題もあり、
また友人が滑落して木に激突して大事寸前でした。
後ほど詳細まとめて、今後の戒めとしたいと思います。

2014年5月23日(金)
1日目:7:30上高地〜9:00徳沢〜11:00白出沢出合〜パノラマコース横の沢を直登〜14:30慶応尾根2400m
付近〜17:30前穂高岳第8峰

朝は前日の低気圧前線の通過の名残を受けて曇り。
バスターミナルで山の状況を聞くと2日間の降雪で、〜1m60センチ程積もり、冬山の様相だそうです。
大袈裟な!と思いましたが、念には念をでそれを織り込んでの山行計画です。
表層雪崩や、柔らかい雪に隠れたアイスバーンによる滑落、落石等、心配事が多い条件です。
とりあえず奥又白谷まで行って、雪が多ければ慶応尾根を最初から登り、
雪が少なければ慶応尾根乗越まではパノラマコースを行き、そこから慶応尾根を通って前穂高岳第8峰を目指そうということになりました。

で実際に行ってみると、奥又白谷まではほとんど雪はなく、
そこから上部はびっしりと雪山ですがかなり締まっていて歩きやすいです。
パノラマコース横の沢は雪崩の危険もなさそうだったので、
ショートカットでここを直登することにしました。
途中落石が何回かあったためヘルメットは必須です。
途中パノラマコースと交差しましたが2300mまで雪の沢を直登し、突き当たりを右に巻くと慶応尾根のトレースが見つかりました。
ただこのトレースを信じて行くと傾斜45度くらいのとんでもない急斜面に出てしまいました。
雪質も硬く、何度も何度も蹴りこんで足場を作りながらの直登でした。
そのまま右に巻いていればすんなり慶応尾根に出られたものを。。。怖かった〜!
相方は高所が苦手なため、テンションが急激に下がり、睡眠不足も合間ってラッセルも不可能な状態。
今回は気張ってずっと先頭でラッセルを続けました。
慶応尾根からは白銀の世界でトレースもまったく無く、
一段と辛いラッセルです。膝上までずぼずぼはまりながら、
尾根伝いに3時間程行けば前穂高岳第8峰です。
今回はラッセルにより1.5倍程の時間を要し、全行程10時間の長丁場となりました。
1度足場の崩壊がありましたが登りだったため、ピッケルを体ごと押し込んですぐに止まりました。
まだまだピッケルが必要でした。

予想以上に時間がかかってしまったため、設営は後回しにしてすぐに撮影タイムです。

【北穂高岳と槍ヶ岳縦走路】
DSC_2871_2014053111114816c.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 35mm/f1.4G
撮影日時 2014年5月23日 17:22
ISO感度 100
露出時間 1/500 秒
絞り f/11
焦点距離 35 mm
この景色は八峰に到達するまでまったく見えません。
頂上に到達して急に広がる景色で、ものすごい達成感でした。
圧倒的な北穂高岳の迫力に押されるような心地でした。
しかしここから見ると、北穂高岳へのルートはとんでもなく急ですね。。。
行けば登れますが、ここから見るととても登れる気がしません。

【ダイヤモンドほたか】
ほたかダイヤモンド


あっという間に日がほたか連峰に沈みました。


夕食はマクドナルドを持ち込みました.

【i'm lovin' it】
DSC_2967.jpg

冷えてるけど以外といけるよ!これ!
最近は山に慣れ過ぎて、ご飯を作るという面倒なことは一切しなくなりました。
むしろ軽くてカロリーの高いパン系ばかりです。
このシーズンだとバーナーすらいらないです。






2014年5月24日(土)
2日目:10:30前穂高岳〜12:00慶応尾根2400m付近〜パノラマルート方面へ下山開始直後同行者滑落〜16:30白出沢出合〜17:20徳沢〜18:00明神〜18:30上高地

夜中の1:30頃、ようやく月が出てきました。
弱い月なので天の川と月明かりの絶妙なバランスを保っていました。

【月夜の弔い】
DSC_316.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 35mm/f1.4G
撮影日時 2014年5月24日 2:41
ISO感度 3200
露出時間 15 秒
絞り f/2
焦点距離 35 mm
ナイロンザイル事件の「氷壁」の舞台、前穂高岳東壁からの星景です。
ここで往かれた諸先輩方に合焦。


「宇宙」
DS416_11.jpg
同じ条件で編集を天体向けにしてみました。
もはや地球とは思えません。


眠さと寒さの限界で、仮眠を取りましたが、1時間ちょっとでもう朝日です笑。

夜通し撮影していたため、仮眠を取ると9:30過ぎ!!
ご飯を食べて下山開始です。
昨日の急斜面を通らないルートを探すのに手間取り、なんとか下れそうな斜度25度くらいの下山道を見つけ下りていきます。

斜度25度で、雪質は表面は柔らかいのですがベースがアイゼンの刺さりにくい固いものだったので、
バックステップで3点支持で下っていきました。。。。

下り始めてすぐ、サイドステップで下りていた友人Nさんがアイスバーンに足を滑らし転倒と同時に滑落しました。
滑落の初動からかなりのスピードで、うつ伏せになり手から離れてしまったピッケルをたぐりよせようとしていましたが、
さらにバランスをくずし回転しながら凄いスピードで滑落していきます。
途中むき出しの岩場が2つありましたが運良くその間をS時に滑り、
30m先の木にザックから激突し、雪が激しく舞い、カメラバックや三脚などの荷物がばらけると
同時に体が縦に一回転して木の裏側にうつ伏せで止まりました。

10数秒間くらいの出来事でしたがスローモーションのように見えました。
無音に近い空間で滑落の乾いた音だけが聞こえる異様な空気。
生きた心地がしませんでした。
自分しか周りにいないので、急ぐわけにも行かず安全に3点支持でNさんの所に下りていきます。
途中で声が聞こえ無事を確認できました。
散らばった荷物を回収しながらNさんのもとにたどり着き、しばらく休み動けることを確認してから慎重に下っていきます。
事故直後のKさんは雪道をまともに歩くことができず、私もこの後雪を踏み抜き滑ってしまって、より慎重になりました。

死んでもおかしくない状況で、幸い軽い打撲程度で済み、上高地の門が閉まるギリギリでなんとか上高地まで下山できました。
下山時、本当に無事で良かった、今下山出来ていることが幸せという境地に至りました。


雪山に入るに至っては、
-滑落停止
-3点支持
-ラッセル
-アイゼンワーク
の技術無しではとても危険ですね。
上記技術がしっかりあれば未然に防げたかもしれません。
またロープはこのルートには必要無かったと思います。


事前に相方のことをしっかり把握できていなかった私も猛反省しました。
しばし山を自重しようと思います。

ただ、山は一生ものですので、今後も楽しんでいきます!
次回はまた秋頃かなぁ。

2014年!〜山岳星景を求めて〜GW 北アルプス、弓折岳から樅沢岳へ

毎年一番の楽しみ、GW北アルプス登山に行って参りました。
今年は快晴の日が本当に少なく、
5月1日(木)、2日(金)、3日(土)に賭けて山岳星景を求めて行ってきました。
また直近導入したD4S、300mm/f4Dの本格的初導入でもあります。

槍から続く西鎌尾根と星を撮る目的で、
新穂高温泉から入り、弓折岳から樅沢岳まで縦走してまいりました。
開いている山小屋のないルート+初日が平日で人もほとんどおらず
ラッセルの辛い登山でしたが、大満足の景色でした。

▼1日目 新穂高温泉〜鏡平(7時間)
冬は雪崩の巣でほとんど誰も踏み入れません、雪崩の後が凄まじく、
時折まだコンクリートを溶かしたような雪崩が、雷音と一緒に落ちてきます。
さすが沢筋ルート、怖かった。
みぞれまじりの雪で、低体温症ぎりまでいきました。
というのも、ザックカバーを忘れ、カメラ機材を守るため、ゴアレインJKTをザックに覆い、
自身は水分を含んだ雪とみぞれにかなり浸かってしまったからです。
新穂高から鏡平まで7時間、本当は弓折岳まで行きたかったのですが、
力つき鏡平で幕営となりました。

▼2日目 鏡平〜弓折岳〜樅沢岳〜双六避難小屋(7時間)
本来ならもっと早く到着するルートですが、
弓折岳からトレースがほぼ無く、双六小屋への下り箇所が不明瞭だったので、
そのまま樅沢岳に直登しました。
その直登が超キツかったです。
素直に下りルートを探して、巻いて双六小屋を目指した方が良かったです。
樅沢岳で日の入を迎えましたが、
緑がかった不思議な夕暮れでした。

【夕暮れの笠が岳】
笠が岳
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 300mm f/4D
撮影日時 2014年5月2日 18:30
ISO感度 100
露出時間 1/40 秒
絞り f/11
焦点距離 300 mm
縦構図で4枚をCS6でパノラマ合成

D4Sの諧調とパノラマで解像度を補っています。
凄い!!感動です。
300mm/f4Dはf11以上に絞らないと周辺画質が甘かったですが、中心部の解像度は凄いです。


槍・ほたか連峰方面は西日が思い切り当たり、立体感が無かったので、夜明けに賭けます。
この後、双六避難小屋に下り、3時間の睡眠の後、登り返します。


▼3日目
夜中の1時過ぎに双六避難小屋を出発し、2時前に樅沢岳に到着しました。
登りの水分を含んだ雪のパリっとした音と、踏み込む度に下を通る水の音がなんとも言えず、
春山を感じさせてくれます。
とはいえ、-2、3℃で風速10mちょっとの環境はそれなりに寒いです。
稜線に出て撮影した一枚目のショット。


【西鎌尾根より続く星路】
iPhoto Library
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G
撮影日時 2014年5月3日 2:20
ISO感度 2500
露出時間 30 秒
絞り f2.8
焦点距離 20 mm

久しぶりに拝む蠍座付近の天の川の全貌。
とても綺麗です。
西穂高ロープウェイ方面の光害がキツいですが、それでもクリアでした。
それとD4S、ノイズリダクションをするのがもったいなくなるほど、ノイズが綺麗になりました。
これはノイズリダクション0です。

【星ヶ岳】
星ヶ岳
笠が岳方面の山岳星景色。


【夜明けと星の狭間】
DSC_2452_1.jpg
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G
撮影日時 2014年5月3日 3:34
ISO感度 2500
露出時間 25 秒
絞り f2.8
焦点距離 24 mm
東の空が少しずつ明るくなり、夜空もうっすら紺色に変わって来ています。
ここでうっすら見えて来た西鎌尾根を行く決心をします。


【西鎌尾根を往く】
DSC_2478のコピー
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G
撮影日時 2014年5月3日 4:13
ISO感度 100
露出時間 20 秒
絞り f8
焦点距離 24 mm

夜明け前、雪が締まり崩壊リスクが少なかったので、思い切って西鎌尾根を歩きました。
その代わり滑落リスクが上がり、単独だったためこの景色までで引き返しました。
ナイフリッジの単独行は恐ろしくも、至福のひとときでした。


【槍・ほたか連峰パノラマ】
ほたか連峰夜明けパノラマ
カメラ:NIKON D4S
レンズ:AF-S NIKKOR 300mm f/4D
撮影日時 2014年5月3日 4:34
ISO感度 100
露出時間 1/40 秒
絞り f/7.1
焦点距離 300 mm
縦構図で13枚をCS6でパノラマ合成
ナイフリッジの西鎌尾根から引き返し、強風の中槍・ほたか連峰のパノラマ撮影をしました。
f11まで絞れば良かったです。
周辺の甘さが所々にありますが、それでもとてもクリアなパノラマが撮れました。
さすが単焦点レンズです。
しばし撮影をやめ、夜明けを堪能し、
双六避難小屋に戻り、鬼の下山を7時間で新穂高温泉まで下りました。

テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

冬期 燕岳

11月の北アルプス最後の山小屋の週の併せて、燕岳に行ってきました。
ヤマテンでは、23は快晴で24日は午後から次第に雲が広がり、25日は大荒れ予報です。
23日は21:00過ぎから月が出てくるので、日をまたがずに星の撮影をしようと23日勝負で行ってきました。

晴天予報と山小屋最終週も相まって、朝の5:00には駐車場は激混みです。
第三駐車場に車を停め出発。
トレースも十分だったので5時間程で燕山荘に到着。

イルカ岩
DSC_1969.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8 VRⅡ
撮影日時 2013:11:23 16:36
ISO感度 100
露出時間 1/10 秒
露光補正値 -2 EV
絞り f/22
焦点距離 200 mm
イルカ岩と日の入直前を写したものです。
残念なのは、強風で少してぶれたことです。

日の入り後の富士山
DSC_1981.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8 VRⅡ
撮影日時 2013:11:23 17:01
ISO感度 100
露出時間 8 秒
露光補正値 -0.3 EV
絞り f/13
焦点距離 200 mm
日の入り後の富士山がなんとも幻想的です。
f値は9にして、ISOを400くらいにしてもう一度試したい構図です。

日が落ちて19:00に燕山荘を出発して、寒空の中、燕岳直下で4時間も星と戯ていました。
この日の夜の気温は高気圧の影響で比較的高く、予報通り-8℃〜12℃くらいでした。
それでも足下が冷えてたまらず、途中で引き返して靴下2重履き+ノースフェイスのネオプレーンソックスで4時間ばっちりでした。


夏の第三角と燕岳
DSC_2000.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
撮影日時 2013:11:23 19:45
ISO感度 3200
露出時間 25 秒
絞り f/2.8
焦点距離 16 mm
この時間帯でこの澄んだ星空。やっぱり冬はすごいです。


DSC_2021.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
撮影日時 2013:11:23 20:35
ISO感度 3200
露出時間 25 秒
絞り f/2.8
焦点距離 20 mm

奇岩星景
DSC_2037_1.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
撮影日時 2013:11:23 21:06
ISO感度 3200
露出時間 30 秒
絞り f/2.8
焦点距離 16 mm

DSC_2113.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
撮影日時 2013:11:23 22:24
ISO感度 800
露出時間 30 秒
絞り f/4.5
焦点距離 18 mm

DSC_2142.jpg

DSC_2165s.jpg
カメラ:NIKON D4
レンズ:Nikkor 70-200/f2.8 VRⅡ
撮影日時 2013:11:24 9:09
ISO感度 100
露出時間 1/10 秒
露光補正値 -1.3 EV
絞り f/11
焦点距離 200 mm




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YUUSAKE

Author:YUUSAKE
1982年3月22日生まれ。
山が大好き、二児の父。
最近はカメラにはまり、写真を撮りに山に行っているのか、なんなのか目的がよく分からず彷徨っています。

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